もんすたあ★レース
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『もんすたあ★レース』(モンスターレース)は、コーエー(現コーエーテクモゲームス)が発売したコンピュータゲームのシリーズである。略称はもんレー(モンレー)。野生のモンスターを捕まえて育成し、他のモンスターと競走させるというシステム。第1作目は、コーエーの20周年記念作品として発売された。
また、2009年1月22日に発売されたニンテンドーDS用ソフト『モンスター☆レーサー』は『もんすたあ★レース』とキャッチコピーが同じであり、本作に登場したモンスターの一部が登場しているが、世界観の繋がりは無い[注釈 1]。
- もんすたあ★レース(1998年3月6日発売、ゲームボーイ)
- もんすたあ★レース おかわり(1998年10月2日発売、ゲームボーイ)
- もんすたあ★レース(1998年12月17日発売、PlayStation)
- もんすたあ★レース2(1999年3月12日発売、ゲームボーイとゲームボーイカラー共通)
ゲームシステム
レース
レースには野生もんすたあとのレースである捕獲レースとレーサーとのレースの2種類がある。捕獲レースは野生もんすたあが自分のもんすたあを若干追い抜いている状況から始まり、ゴールまでに野生もんすたあを追い抜くことができれば勝ちとなり、勝てばもんすたあを入手できる。尚、ゴールまでに野生もんすたあを追い抜けなかった、もしくは野生もんすたあとの距離差が画面外まで広がると負けとなる。レーサーとのレースはスタート地点からお互いのもんすたあが走り始めて、先にゴールした方が勝ちとなる。なお『もんすたあ★レース2』では大会以外もレーサーとのレースコースを確認できる。
かけレース
レーサーとのレースには通常のレース以外に自分のもんすたあを賭けて行うかけレースがあり、勝てば相手のもんすたあを入手できるが、負けると自分のもんすたあを取られてしまう。作中ではかけレースでしか入手できないもんすたあも存在しており、『もんすたあ★レース2』ではかけレースで相手から貰えるもんすたあの選択もできる。
危険なレースだが、かけレースにはショップに売られている「トプスのつの」を代わりに差し出すことでもんすたあを取られないという特別なルールも存在する。
ミックス
ミックスとは、手持ちのもんすたあ2体を合体させて新たなもんすたあを生み出すシステムである。ミックスに使うもんすたあによって生まれるもんすたあも変化し、中にはミックスでしか入手できないもんすたあもいくつか存在する。
ミックスは世界各地に存在するミックス屋と呼ばれる施設で行うことができる。また、ゲームボーイ版の場合は、通信機能を用いて他の人のもんすたあと自分のもんすたあをミックスさせることができ(通信ミックス)、この方法でしか手に入らないもんすたあも存在する。
尚、ゲームボーイ版『もんすたあ★レース』ではミックスするもんすたあよりもミックスしたもんすたあの属性によって生まれるもんすたあが決まるようである。
地形
草、石、水、氷、火、ジャンプ、バランスの7つが、それぞれもんすたあの得意な地形と苦手な地形の判別として存在する。基本的にはスピードの値が高ければ良いのだが、さらに坂道や沼など走りづらい地形も存在するため、その様な地形ではパワーの値やガッツも重要になってくる。なお地形にはたいまつの様な火とジャンプの両方が絡む特殊な地形もある。
交代
もんすたあの地形による得手不得手を解消するため、走らせているもんすたあを控えのもんすたあと交代させて走らせることで、お互いの苦手な地形を補い合うことができる。交代できるまでの早さは落ち着きの値が重要になってくる。
階級
『もんすたあ★レース2』では実力によって階級が分けられている。 「フライ」、「バンタム」、「スーパーバンタム」、「フェザー」、「スーパーフェザー」、「ライト」、「スーパーライト」、「ウェルター」、「ミドル」、「スーパーミドル」、「クルーザー」、「ヘビー」からなる12階級制。手持ちもんすたあの最大所持数は階級によって異なり、フライは3匹、バンタム~フェザーが4匹、スーパーフェザー~ライトが5匹、スーパーライト~ヘビーが6匹となる。
もんすたあの能力
もんすたあの能力には、能力値(スピード、パワー、おちつき、スタミナ)と特性値(地形の適性、能力値の上昇幅、ガッツ)、特技が存在する。
能力値
もんすたあの強さを表す値。レースに勝利し、経験値をためてレベルアップさせる、もしくは特定のアイテムを使うことで上昇する。
- スピード
- レースにおけるもんすたあの速さと交代の速さに影響する。
- パワー
- 上り坂やしばふ等の地形における速さに影響する。
- おちつき
- 交代の速さとどかん等の地形における速さに影響する。この値がスピードより低いと交代が遅くなる。
- スタミナ
- レースで走ると徐々に下がっていく、スタミナが無くなると速さが極端に落ちる。
- あずかりしょ等の施設や特定のアイテム、特技等で回復する。レベルアップや特定のアイテムで、最大値を上昇させられる。
特性値
もんすたあの種族ごとに固定されている値。能力値とは違いレベルアップで上昇することはないが、レース中のアイテムや特技で一時的に上昇させることは可能である。☆、◎、○、△の順に四段階で表示され、☆が一番高く、△が一番低い。
- 地形の適性
- 地形におけるもんすたあの得意さを表す。この値が高い地形では速さが上がるが、低い地形では速さが下がる。
- 草・石・水・氷・火・ジャンプ・バランスの7つが存在する。
- ガッツ
- ガッツが○以上のもんすたあは走りづらい地形を走っているときや、相手に追い抜かされている状態で速さが上昇する。
- なお、ガッツが△のもんすたあにガッツの効果は一切生じない。
特技
特技とは、もんすたあがレース中に使うことのできる力であり、様々な効果がある。これによって、自身の能力を高めたり、相手の走行を妨害したりなど、レースの展開を有利に進めることが可能となっている。
ただし、レース中にもんすたあ1体につき通常は特技全体で1回のレースに一度しか使用することができず、お互いが同じ対象への特技を使用した場合には後からの特技が先に使われた特技の効果を打ち消すので、使用のタイミングが大きなポイントになる。
当然もんすたあによって使える特技は違い、どのもんすたあもレベルを上げることによって4つまで習得できる。
また、『もんすたあ★レース2』では、ミックスによって特技を受け継がせることができるようになり、これによってあるもんすたあが通常では習得できなかった特技もこの方法を利用することによって習得が可能となったため、育成や戦略のバリエーションが大きく広がった。
- 特技の例
- ワープ
- もんすたあのスピードが2倍になる。効果は長い。
- いあつ
- 相手もんすたあのスピードが半分以下になる。効果は短いがゴール直前の追い抜きなどに有効とされる。
- みちづれ
- お互いのもんすたあのスタミナが0になる。『もんすたあ★レース2』の特技
アイテム
レースアイテム
『もんすたあ★レース2』では、レース中に一部のアイテムが使用できるようになった。レースアイテムには自分のモンスターに効果がある物(主に回復系や能力アップ系のアイテム)と相手のモンスターに効果がある物(主に妨害系のアイテム)の2種類がある。尚、1回のレース中に使えるレースアイテムは1つのみである。
- レースアイテムの例
- イチゴ
- 走行中の自分のもんすたあのスタミナを20回復できる。レース中以外でも使用可能。
- うそつき
- 相手のもんすたあを交代させる。
- あいのムチ
- 一定時間、走行中の自分のもんすたあのスピードを上げるが、落ちつきが下がる。
アクセサリー
『もんすたあ★レース2』からの追加要素で、1匹のもんすたあにつき能力や経験値の上昇など様々な特殊効果があるアクセサリーを1つつけることができる。
- アクセサリーの例
- とくぎぶくろ
- 通常はレースで一度しか使えない特技を二度使うことができる。いあつで相手の速度を落としてワープで一気に追い抜くなど特技を組み合わせた行動も可能になる。
アルバム
見つけた、もしくは捕まえたもんすたあの姿・得意な地形・生息地・もんすたあについての説明文等を見ることができるアイテム。見つけたことはあるが、捕まえていないもんすたあは姿しか見ることができない。『もんすたあ★レース2』ではアルバムにおけるもんすたあの番号の並び方が前作までと大きく変化している。
作品毎の特徴とストーリー
- もんすたあ★レース(ゲームボーイ版)
- ひょんなことからモンスターレーサーとなってしまった主人公の少年(レニー)が、各地を巡る旅をしながら、世界一のモンスターレーサーを決める大会である「ベリーベストカップ」へ参加し優勝を目指すという内容のストーリーになっている。この「ベリーベストカップ」という大会は、一年に一度開かれる伝統的かつ有名な大会であり、主人公が参加するこの年に、大会は第100回目を迎えた、という設定である。登場モンスターは全100種類。
- もんすたあ★レース おかわり
- 前作とマップがほとんど変わらないが、登場人物や登場モンスターが増えている。また、モンスターの生息地や出現率、システム等にも多少の変更点が見られる(登場モンスターは3種類増え、全103種類に)。前作でライバルとして登場したキャラクターのバッチが主人公となっており、前作の主人公であるレニーがライバルとして登場する。前作のストーリーをバッチの視点から描いており、そのためストーリーも前作とは違った展開が用意されている。
- もんすたあ★レース(PlayStation版)
- 上記2作品のリメイクとなっており、1本で2作とも遊べる内容となっている。ハードがPlayStationになったことでグラフィック・サウンド共に大幅に強化され、更に、前2作品で用意されていた通信要素に代わってメモリーカードを用いた対戦機能を実装している。基本的なストーリーとシステムについては変わっておらず、モンスターの種類は5種類増えて全108種類となった。また、PocketStationに対応したことで、セーブデータを使ったミニゲームが遊べるようになった。さらに交代時、スタート時にモンスターにボイスが付くようになった。
- もんすたあ★レース2
- ストーリーやマップはこれまでのシリーズとは全く違うものであるが、これは前作の100年前という世界観であるためで、街の名は殆ど前作と変わらない。世界一のモンスターレーサーを決める大会「ベリーベストカップ」の開催が王様により宣言され、主人公の少年(サミー)はそれに参加するため旅へ出る、という内容になっている。「どかん」や「てっぱん」といった特殊なレース地形が追加されたり、アクセサリという要素が加えられたり等、メインのレースシステム自体にも大幅な変更がある。モンスターの種類も増え、登場モンスターは全200種類となった。
キャラクター
もんすたあ★レース / もんすたあ★レース おかわり
- レニー
- 『もんすたあ★レース』の主人公。小学5年生の少年。ベリーベストカップの開かれるパリスシティから離れた田舎町のモリソンタウンに住んでいる。モンスターレースは初心者なのに、優勝を目指す度胸も持っている。
- バッチ
- 『もんすたあ★レース おかわり』の主人公。セントシティで暮らす小学5年生。両親が事故で亡くなり、残された兄弟たちのために、モンスターレースで賞金を稼ぐ。口は悪いが、本当は優しい子である。
- シンディ
- 世界中どこへ行っても知らない人はいないほどのスーパーアイドル。小学生ながら多忙な日々を送る。彼女に会いたがっているファンもたくさんいる。レイラとは大の仲良し。
- ベニオ
- モンスターレースでの世界征服を企む高校1年生。もんすたあのことならなんでもおまかせの研究者でもある。妹が一人いる。
- 『おかわり』では既に絶滅したもんすたあである「ゴリポン」を復活させている。
- カッピー
- 大のシンディファンで、ストーカーのようにつきまとっている。ボーッとした性格で、シンディと結婚することをいつも夢見ている。本名はカピタ。
- モンスターレースの腕前は高く、作中ではドンドンシティカップ準優勝、試練島にいるモンスターレースの達人達を倒すといった実績を上げている。『おかわり』ではネスの手下として登場する。
- 仙人
- 裏ボス的存在。勝利すると切り札のバランをくれる。第1回ベリーベストカップの優勝者。ウエルスタウン出身。実は『もんすたあ★レース2』の主人公と同一人物。
もんすたあ★レース おかわり
- レイラ
- 町から町へと移動するアクアサーカスの看板娘。町でもウワサの美少女。何度も転校を経験しているが、小学3年生のときは、バッチと同じクラスだった。
- センジー
- バッチにモンスターレースを教えた人であり、育ての親でもある。バッチ兄弟を引き取って、セントシティで一緒に暮らしている。
- 黒いシルクハットをかぶって白いタキシードを着た中年男性の姿をしている。育ての親であるがバッチを騙している悪人としてデザインされていたが[1]、実際のゲーム内ではこの設定は使われずに、最後までバッチの味方として登場する。
- パタオ
- ベニオの従兄弟。ベニオと仲が良い。ベニオからゴリポンを渡されるが、もんすたあを集めているわけではないので困っていた。
- ネス
- 自分が世界一美しいと思っているナルシスト。すごい筋肉が自慢。自分よりも美しい人が許せないため、美少女と評判のレイラを誘拐し、不細工にしようと企む。カッピーの親分的な存在であり、モンスターレースの腕前はカッピー以上に高い。
もんすたあ★レース2
- サミー
- 『もんすたあ★レース2』の主人公。ウエルスタウンに住む小学5年生の少年。ポールとは幼馴染。ベリーベストカップへ出場するため旅に出る。嘘をつくと鼻がふくらむという癖も。パンタロンがお気に入り。前作に100歳を越える仙人として登場している。
- デップ
- 小学5年生の少年。父親への借金取りを追い返すうちにレースの腕を上げた。サミーと同様ベリーベストカップへ参加するために旅へと出る。
- ジン
- キーラタウンで出会うモンスターレーサー。サミーやデップと協力してピラミッドに眠るとされる伝説のもんすたあを手に入れようとする。
- ケイ
- 小学5年生。シルバタウンに住む少女。街に居座るサ組を追い払おうと、街の人々の先頭に立って運動を展開している。
- トーイチ
- サミーが困ったとき、神出鬼没に現れてはヒントを残して立ち去る謎の人物。
- サムエルソン
- トーイチを追う謎の老人。
- ポール
- サミーの幼馴染となる少年。当初はサミーと2人で旅に出る予定だったが、両親の反対に遭った。旅に出るためにデップの父親に会いレースの腕前を認められに行こうとするが、デップに敗北したため会わせてもらえず結局旅に出られなかった。
- テレサ
- ドンドンシティに住む少女。母親がショップを経営している。ある者の策略により、「きんのつぼ」を盗んだとあらぬ疑いをかけられてしまう。
- ジュニア
- 「よこしまや」の御曹司。エバータの息子。性格は嫌味ったらしいが、実はかなりの泣き虫。最後まで主人公に嫌がらせを続けたが、一応良心はあったようで、自分で邪魔しておきながら主人公がベリーベストカップに本当に出場できなくなった時には泣いて謝った。レースに関しても威張るだけの実力を持っている。
- エバータ
- 大手ショップ「よこしまや」の社長。全てのショップを「よこしまや」にしようと企んでいる。レースの実力はジュニアを上回る。
- シュン
- サボテン型のもんすたあ「サボテンテ」を愛でる集団、「サ組」のボス。セントシティにサ組本部を構える。サ組のメンバーがベリーベストカップに優勝することでサ組を有名にして、サ組のメンバーを増やすために優秀なモンスターレーサーを仲間に入れようと企む。切り札は「サルサボテン」で、指定コースは砂属性の地形が多い事もありかなりの強さ。
- カキ
- オネストタウンで一番の腕前を持つモンスターレーサー。妹思いの性格をしている。
- 王様
- 世界一のレーサーを決める大会、「ベリーベストカップ」の開催を宣言した人物。彼のもんすたあ「ギラトプス」は、かなり速いことで有名。大臣に指摘され交代の制度を取り入れた。パリスシティの宮殿にいるとされる。
- おじじ
- 世界で初めてヘビー級のランクになった男。エンディング後に行けるヘビー級の島に住む。今作における裏ボス的存在。