ろいず珈琲館
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1984年(昭和59年)4月、珈琲・紅茶・喫茶店食材の卸販売を主目的にロイズコーヒーユニオン有限会社を設立[1]。 同年7月に「ろいず珈琲館 西岡店」を開店[1]。1988年(昭和62年)に「ろいず珈琲館 円山店」開店[1]。1998年(平成10年)には、歴史的建築物の「旧小熊邸」の藻岩山麓への移築プロジェクトに参加し、テナントとして開店[1]。さらに同年「珈琲百貨 ろいず珈琲館 あいの里店」、翌1999年「珈琲百貨 ろいず珈琲館 小樽店」、2001年には「ろいず珈琲館 石山通店」を開店する[1]。
その後店舗展開を縮小。一時期は小樽店の1店舗のみとなったが、焙煎工場としていた西岡店を2017年12月に再び喫茶店としてリニューアルオープンした[2][3]。
2024年1月に西岡店を再び閉店[4]。同年4月、それまで自社倉庫として使用していた札幌市西区二十四軒の建物にLloyd's cafe 24として移転開業する[4]。
店舗
- Lloyd's cafe 24
- 札幌市西区二十四軒2条2丁目1-23 1F
- 開店前は自社倉庫として使用しており、倉庫前にコーヒー豆の自動販売機を設置していた[5]。
- LLOYD’S COFFEE 小樽店
かつて存在した店舗
旧小熊邸
旧小熊邸は1927年(昭和2年)に建てられた、田上義也の設計による小熊捍の自宅であり、田上の初期の代表作と言われる。バルーンフレーム構造の木造2階建てで、外壁の下部は横羽目板張り、上部は漆喰仕上げとなっている[9]。田上が師事したフランク・ロイド・ライトの影響を受けた幾何学的なサッシ割りの五角形の窓などに特徴がある[10][11]。
当初の所在地は藻岩村大字円山村(後の札幌市中央区南1条西20丁目)だった[9]。 1951年(昭和26年)、北海道銀行頭取・島本融が購入した後、田上が増改築を行っている。島本は自宅として使用していたが、1975年(昭和50年)以降は「北海道銀行円山クラブ」となった[9]。
建物は北海道銀行が保有していたが老朽化が進行しており、解体を危惧する市民の保存運動の高まりによって1995年(平成7年)に「旧小熊邸の保存を考える会」が設立。保存を求める市民約6,300人分の署名を集めるとともに、北海道銀行や札幌振興公社などと保存活用に向けた協議が行なわれた[12]。
1997年(平成9年)、藻岩山のふもとの札幌もいわ山ロープウェイの山麓駅近くに移築し喫茶店として活用することが決まり、市民団体、札幌市、札幌振興公社の他、テナントに決定したロイズコーヒーユニオンや移築施工業者の協力等によって、1998年(平成10年)いったん解体されてから伏見へと移築された[9][10][12]。
移築復元にあたっては、北海道大学大学院工学研究科の角幸博教授の監修のもと、1997年に設立されたNPO法人旧小熊邸倶楽部、札幌市、札幌振興公社、ろいず珈琲館等の関係者が協議を重ね検討が進められた[12]。内装工事はテナントのろいず珈琲館が負担することとなり[12]、極力解体した古材を再利用しながら、文化的な価値を失わずに喫茶店として営業できるよう改修が行われた[12]。
建物は札幌振興公社の保有であり[13]、周辺は札幌市の「伏見東緑地」となっている[14]。また、この建物はさっぽろ・ふるさと文化百選のNo.11、ならびに札幌景観資産第4号に指定されている[15][8]。
ろいず珈琲館としての営業は、移転後20年を経た2017年(平成29年)11月に終了し[2][12]、2018年からは、ドリーバーデンがフライ・フィッシングショップ、カフェとして営業している[16][10][11]。