アウト・トゥ・ランチ
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| 『アウト・トゥ・ランチ』 | ||||
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| エリック・ドルフィー の スタジオ・アルバム | ||||
| リリース | ||||
| 録音 | 1964年2月25日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
| ジャンル | ジャズ、ポスト・バップ、アヴァンギャルド・ジャズ | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ブルーノート・レコード | |||
| プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| エリック・ドルフィー アルバム 年表 | ||||
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『アウト・トゥ・ランチ』(原題:Out to Lunch!)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、エリック・ドルフィーが1964年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
自身初となるブルーノート・レコードのための録音で、ドルフィーは本作録音後の1964年3月21日にも、アンドリュー・ヒルのブルーノート盤『ポイント・オブ・ディパーチャー』(発売は1965年)の録音でサイドマンを務めた[1]。本作に参加したサイドマンのうちフレディ・ハバードは、ドルフィーのリーダー・デビュー作『アウトワード・バウンド』(1960年4月1日録音)にも参加しており、その後オーネット・コールマンの『フリー・ジャズ』(1960年12月28日録音)や、自身のリーダー・アルバム『ザ・ボディ・アンド・ザ・ソウル』(1963年3月 - 5月録音)でもドルフィーと共演した[1]。また、ボビー・ハッチャーソンは1963年7月にもドルフィーのリーダー・セッションに参加しており、「Jitterbug Waltz」はアルバム『Conversations』(1963年発売)、「Iron Man」、「Mandrake」、「Burning Spear」はアルバム『アイアン・マン』(1968年発売)に収録された[1]。
「ハット・アンド・ベアード」は、セロニアス・モンクを意識して作られた[3]。「サムシング・スイート・サムシング・テンダー」は、1963年のライブでは短いイントロダクションとして演奏されていた曲の完全版である[4]。「ガッゼローニ」は、ドルフィーが敬愛するフルート奏者セヴェリーノ・ガッゼローニに捧げられた曲で、ドルフィーは彼を「フルートではあり得ない音色を出して、素晴らしい音楽に結実させている」と称賛している[3]。
ブルーノートのプロデューサーのアルフレッド・ライオンは、ドルフィーの次作の録音も計画していたが、1964年6月29日にドルフィーがベルリンで急死したため叶わず、後年「あまりのショックで、しばらくは仕事にならなかった」と語っている[5]。ただし、ブルーノートは1987年、ドルフィーの未発表音源集『アザー・アスペクツ』(1960年7月・11月、1964年3月の録音を収録)を発売しており、1999年には、ドルフィーが1963年3月10日に残したライブ音源も、ブルーノートからライブ・アルバム『伝説のイリノイ・コンサート』として発売された[1]。
評価
収録曲
全曲ともエリック・ドルフィー作曲。
- ハット・アンド・ベアード - "Hat and Beard" - 8:26
- サムシング・スイート・サムシング・テンダー - "Something Sweet, Something Tender" - 6:05
- ガッゼローニ - "Gazzelloni" - 7:24
- アウト・トゥ・ランチ - "Out to Lunch" - 12:09
- ストレート・アップ・アンド・ダウン - "Straight Up and Down" - 8:20
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- ハット・アンド・ベアード(別テイク) - "Hat and Beard (Alt Take)" - 8:34
- サムシング・スイート・サムシング・テンダー(別テイク) - "Something Sweet, Something Tender (Alt Take)" - 5:44