アエリアヌス・タクティクス
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アエリアヌス・タクティクスは、ギリシア人の隊列戦術(Περὶ στρατηγικῶν τάξεων Ἑλληνικῶν)という軍事論文を執筆し106年に「ハドリアヌス帝に献上した」とされるが、年代からしてこれはトライヤヌス帝の誤りであろう。この論文はマケドニア王国のアレクサンドロス3世の観兵式や戦術などの古代ギリシアの軍略について説いたものである。タクティクスはこの論文執筆にあたり、ポリュビオスの「失われた論文」など最高の権威たちを参考にしたと主張している。実際のところタクティクスの著作の真の価値は、従来の戦争研究を批判し、軍事訓練を技術面で重点的に詳述している点にある。[1]
またタクティクスは、当時のローマ軍の軍制を簡潔に書き残している。これは彼によれば、フォルミアにあるセクストゥス・ユリウス・フロンティヌスの家でネルウァ帝と交わした会話から生まれたものである。タクティクスは海軍戦術について執筆する予定を述べているが、該当する作品は現在まで知られていない[2]。
