アキディアヌス属

From Wikipedia, the free encyclopedia

アキディアヌス属
ウイルスを出芽する"A. convivator"
分類
ドメイン : 古細菌 Archaea
: テルモプロテウス界
Thermoproteati
: テルモプロテウス門
Thermoproteota
: テルモプロテウス綱 Thermoprotei
: スルフォロブス目 Sulfolobales
: スルフォロブス科 Sulfolobaceae
: アキディアヌス属
Acidianus
学名
Acidianus Segerer et al. 1986
  • A. ambivalens
  • A. brierleyi
  • A. infernus(タイプ種)
  • A. sulfidivorans

アキディアヌス属Acidianus)は、通性嫌気性・好熱好酸性のクレン古細菌である。

陸上の温泉噴気孔から分離される。代謝や増殖条件は種によって少しずつ異なるが、共通する性質として、やや不規則な形の球菌で、強い酸性と比較的高い温度を好み、好気条件で硫黄を酸化して増殖できる。同科のSulfolobusとよく似た古細菌である。ただし、Sulfolobusが好気的にしか増殖できないのに対し、Acidianusは水素で硫黄を還元(一部種は第二鉄で硫化水素を酸化[1])することによって嫌気的にも増殖できる点で異なっている。また、Sulfolobusと異なり、偏性化学合成独立栄養の種が多く、ペプチドなどの有機物を利用して従属栄養的に増殖できるのはA. brierleyi(好気条件に限る。嫌気条件では従属栄養不可)1種となっている。

増殖pHは、おおむね1~3程度で、最も低いpHで増殖できるのは、A. sulfidivoransの0.35である。これはクレン古細菌として最低となっている[3]。増殖温度は、A. brierleyiが45~75ドと比較的低いが、A. infernusは85~96℃[2]と、この目としてはかなり高い。また、大半の種は運動性を持っていない[1,2,3]。

なお、好気条件で培養したものと、嫌気条件で培養したものでは、菌体の色や保存可能期間が異なるなど性質に違いが出ることが知られている[2,3]。

Related Articles

Wikiwand AI