アジマス
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アジマス記録方式
この問題点を逆に利用したものがアジマス記録方式である。
多チャンネル用に複数の磁気ヘッドを持つレコーダーでは、再生時に磁気面に記録したトラックを隣のトラック用の磁気ヘッドが拾ってしまうクロストークを防ぐため、トラックどうしの間隔を開けるガードバンドを設けていたが、そうすると磁気面に記録に使われない部分が残り有効利用ができなくなる。そこで、記録時にアジマスの異なる2つのヘッドで磁気面に記録する。これにより隣のトラックの信号はヘッドの角度のずれが大きくアジマスエラーとなって減弱し目立ったクロストークとならないため、ガードバンドを少なくし (あるいは無くし)ても2つそれぞれの磁気ヘッドが拾う信号の劣化を少なくできる。
ベータマックス方式ではこの方法を採用してガードバンドを無くして記録面の有効利用を図り、これまでの家庭用ビデオ方式よりも飛躍的な高密度記録と小型化を実現した。これによりビデオ録画機器のさらなる普及と発展に貢献した。なお、VHSでは映像用ヘッドとは別にHiFi音声用に独立したヘッドを用意し、アジマスを映像トラックと角度をずらして同じ磁気面に記録する「深層記録」方式を採用している[1]。