アジリジン

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アジリジン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.005.268 ウィキデータを編集
EC番号
  • 205-793-9
KEGG
性質
C2H5N
モル質量 43.069 g·mol−1
外観 無色の粘性液体[1]
密度 0.8321 g/ml 20 °C[2]
融点 -77.9°C
沸点 56°C
混和性
危険性
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
高い可燃性、有毒
GHS表示:
可燃性腐食性物質急性毒性(高毒性)経口・吸飲による有害性水生環境への有害性
Danger
H225, H300, H310, H314, H330, H340, H350, H411
P201, P202, P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P262, P264, P270, P271, P273, P280, P281, P284, P301+P310, P301+P330+P331, P302+P350, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P308+P313, P310, P320, P321, P322, P330, P361, P363, P370+P378, P391, P403+P233, P403+P235, P405, P501
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
NFPA 704 four-colored diamondHealth 4: Very short exposure could cause death or major residual injury. E.g. VX gasFlammability 3: Liquids and solids that can be ignited under almost all ambient temperature conditions. Flash point between 23 and 38 °C (73 and 100 °F). E.g. gasolineInstability 3: Capable of detonation or explosive decomposition but requires a strong initiating source, must be heated under confinement before initiation, reacts explosively with water, or will detonate if severely shocked. E.g. hydrogen peroxideSpecial hazards (white): no code
4
3
3
引火点 −11 °C (12 °F; 262 K)
322 °C (612 °F; 595 K)
爆発限界 3.6–46%
致死量または濃度 (LD, LC)
250 ppm (ラット, 1 時間)
250 ppm (モルモット, 1 時間)
62 ppm (ラット, 4 時間)
223 ppm (マウス, 2 時間)
56 ppm (ラット, 2 時間)
2236 ppm (マウス, 10 分)[3]
LCLo (最低致死濃度)
25 ppm (モルモット, 8 時間)
56 ppm (ウサギ, 2 時間)[3]
NIOSH(米国の健康曝露限度):
OSHA-Regulated Carcinogen[4]
Ca[4]
Ca [100 ppm][4]
関連する物質
関連する複素環式化合物 ボリラン,
エチレンオキシド,
エチレンスルフィド
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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アジリジン (Aziridine) は、窒素原子1つと炭素原子2つからなり、分子式が C2H5N と表されるヘテロ三員環化合物(慣用名: エチレンイミン)のIUPAC系統名、およびこの三員環の構造を持つ有機化合物の総称(アジリジン類)である[5][6]。 母化合物エチレンイミンについては項目: エチレンイミンを参照。

アジリジンの原子上の結合角は約60度で、通常の炭化水素に見られる結合角109.5度よりもだいぶ小さい。そのため、シクロプロパンエチレンオキシドと同程度の角ひずみが生じている。この種の化合物の結合はバナナ型結合モデルを使って説明できる。アジリジンは直鎖状脂肪族アミンと比べて塩基性が弱く、酸解離定数は7.9である。またアジリジンの大きな結合角によって窒素原子の反転への障壁が高まっている。この障壁が十分高いため、N-クロロ-2-メチルアジリジンのシス体とトランス体は分離することができる。

合成

アジリジン環は何通りかの方法で合成することができる。これらをアジリジン化という。

ハロアミンとアミノアルコールの環化

分子間求核置換反応で、アミノ基が隣接するハロゲンと置換するとハロアミンからアジリジンを生成する。アミノアルコールでも同様の反応が起こるが、ヒドロキシ基を予め良い脱離基に変換しておく必要がある。アミノアルコールの環化反応はウェンケル合成と呼ばれ、ハロアミンからのものはガブリエルエチレンイミン法と呼ばれる[7]

ニトレン付加

アルケンへのニトレンの付加はアジリジン合成の優れた方法である。ニトレンはアジ化合物光分解または熱分解によって作られる[8]

トリアゾリンの分解

トリアゾリンを熱分解もしくは光分解すると窒素原子が外れ、アジリジンが残る。トリアゾリンはアジ化合物とアルケンの付加環化反応で作られる。

エポキシドから

アジ化ナトリウムの存在下でエポキシドを開環し、続いてトリフェニルホスフィンで還元して窒素原子を除くとアジリジンができる[9]

反応

毒性

出典

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