アトキンソンサイクル
From Wikipedia, the free encyclopedia
機構と応用例
当初のアトキンソンサイクルは、閉リンク機構とクランク機構を併用して上・下死点の位置をストローク毎に変化させることで、膨張比が圧縮比よりも大きくなる状態を実現したものだが、複雑すぎる機構ゆえに高回転化が困難で、最高出力の向上に限界があったため、レシプロエンジンの主流にはならなかった [1]。
2013年(平成25年)に本田技研工業(ホンダ)が、4節のマルチリンクからなる簡潔な構造の「EXlink」を開発、ガスコジェネレーション用エンジン(汎用エンジン)として実用化した[2][3]。ノッキングの懸念がない8.5という低い圧縮比に対し、膨張比は12.3となっている。 一部の車種(トヨタのハイブリッド車と、同じくトヨタのごく一部のガソリン車など、現在ではホンダも含む)では、ミラーサイクルの高膨張比エンジンをアトキンソンサイクルと呼称しているが、ミラーサイクルとアトキンソンサイクルは効果が類似しているが、機構的には異種のものであり、完全な同義ではないことに注意する必要がある。

