アルクトゥールスへの旅
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| アルクトゥールスへの旅 A Voyage to Arcturus | |
|---|---|
| 作者 | デイヴィッド・リンゼイ |
| 国 | イギリス |
| 言語 | 英語 |
| ジャンル | 長編小説 |
| 刊本情報 | |
| 出版年月日 | 1920年 |
『アルクトゥールスへの旅』もしくは『アルクトゥルスへの旅』(A Voyage to Arcturus)とはデイヴィッド・リンゼイが1920年に発表した幻想小説で、彼の代表作。
友人のナイトスポアとともに降霊会に参加した青年マスカルはギリシャ彫刻のような美しい霊を目撃するが突如乱入して来たクラーグを名乗る男が霊の首をへし折ってしまう。すると霊は痴呆のような下品な表情を浮かべて死んでしまう。 ナイトスポアの古い知り合いだというクラーグの誘いで三人はそのまま宇宙の創造主サーターを求めて恒星アルクトゥールスを巡る惑星トーマンスへの宇宙旅行に行くことになる。 マスカルは水晶でできた宇宙船に案内されそれに乗るがふと気が付くと自分が道中の記憶もあやふやなまま一人で異星の砂漠に倒れていることに気づく。 マスカルは体が地球にいた時よりも重く感じてうまく動くことができなかったが、最初に出会った現地人のジョイウィンドから「軽い血」を交換して貰う。 これによりマスカルはトーマンスでも活動できるようになり、身体に第三の目などの新たな器官が生じて体を作り替えながら異星の環境に適応していく。 放浪の末、マスカルはクラーグと再会し「サーターの海」で死ぬが、死と同時にナイトスポアが現れる。宇宙全体を見渡せる「マスぺルの塔」にたどり着いたナイトスポアは驚くべきものを目撃する。
舞台
実在する恒星アルクトゥールスを巡る架空の惑星トーマンスが舞台であり、地表には深紅の砂漠が広がっている。アルクトゥールスは二重星であり(これは天文学的には事実ではない)トーマンス人は二つの太陽をブランチスペル(太陽と同じ三原色を持つ)とアルペイン(青の他に太陽と異なる二つの原色を持つ)と呼んでいる。 植物はすみれ色の葉と黒い茎をもち、紫色の根をまといのように回す草やタンポポの種のように空中を漂いながら空気中から養分をとる植物などが自生している。