アレナウイルス科
From Wikipedia, the free encyclopedia
アレナウイルス科(Family Arenaviridae)とはブニヤウイルス綱ハレアウイルス目に属するウイルスの分類における1科[1]。一本鎖のアンビセンスRNA2分子をゲノムとするRNAウイルス。ビリオンは直径50 - 300 nm(ナノメートル)であり、エンベロープを有する。ビリオン内に宿主由来のリボソームとRNAをもつ。宿主細胞の細胞質内で増殖し、細胞質内封入体を形成する。ビリオンを電子顕微鏡で観察すると、とりこまれリボソーム粒子が砂状に見えるのでラテン語の砂を意味する"arena"にちなんで命名された。
| アレナウイルス科 | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラッサウイルスの電子顕微鏡像 | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
| 属 | |||||||||||||||||||||
|
分類
日本における扱い
本科のマムアレナウイルス属には出血熱など重篤な感染症の病原体となるウイルスが多数含まれる。このため、感染症法および施行令第15条で病原体となるウイルスは特定一種病原体等に指定されており[3][4]、所持・輸入・譲渡・譲受けは一部の例外を除いて禁じられている。また、バイオセーフティーレベルのリスクグループ4に分類されているため、レベル4の実験室で扱うことが義務付けられる。
参考文献
- 鹿江雅光、新城敏晴、高橋英司、田淵清、原澤亮編 『最新家畜微生物学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460198
- 原澤亮 「動物ウイルスの新しい分類(2005)」 『獣医畜産新報』 58号 921-931頁 2005年
- “ウイルス62巻2号2012年12月”. 日本ウイルス学会 (2012年12月). 2026年7月5日閲覧。