アントニ・ジグムント
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アントニ・ジグムント[1][注 1](波: Antoni Zygmund, ポーランド語発音: [anˈtɔɲi ˈzɘgmunt]、1900年12月26日 – 1992年5月30日 [2])は、ポーランドおよびアメリカ合衆国の数学者である。 解析学、特に調和解析分野を研究し、20世紀最高の解析学者の一人とされる[3][4][5][6][7]。博士課程を指導した学生のアルベルト・カルデロンともに解析学のシカゴ学派を創始し、その功績で1986年にアメリカ国家科学賞を受賞した[3][4][5][6]。
経歴
ヴァルシャヴァに生まれた。1923年、ヴァルシャヴァ大学でPh.D.を取得し、1930年から1939年までヴィルノのステファン・バルトィ大学で教授を務めた。第二次世界大戦が勃発しポーランドが占領され、ジグムントは1940年にアメリカ合衆国へ脱出した。マウント・ホリヨーク大学 (1940-1945) 、ペンシルヴェニア大学 (1945–1947) で教授を務めたのち、引退までシカゴ大学に勤務した。
ヴァルシャヴァ科学会 (1930-1952) 、PAU (1946) 、ポーランド科学アカデミー (1959) 、米国科学アカデミー (1961) の会員であった。
1935年にポーランド語で書籍を発表し、この英語版は著名な書籍 Trigonometric Series となった。Robert A. Fefferman はこの書について
one of the most influential books in the history of mathematical analysis
an extraordinarily comprehensive and masterful presentation of a ... vast field[8]
と述べている。また、ジャン=ピエール・カーン は解析学者の「バイブル」であると述べている。三角級数の理論はジグムントの重要な研究対象であった[7]。
ジグムントの仕事は数学の多くの分野に影響を及ぼした。最も重要な結果にカルデロンとともに得た特異積分作用素がある[9][8]。ジョージ・ローレンツはこの成果について「ジグムントの他の研究とはやや異なるもの」と述べた[7]。
ジグムントの生徒にアルベルト・カルデロン、ポール・コーエン、ミーシャ・コトラル、ネイサン・ファイン、ユゼフ・マルチンキェヴィッチ、ベンジャミン・マッケンハウプト、スティリャノス・ピホリディス、ヴィクター・レナード・シャピロ、エリアス・スタイン、グイド・ワイスらがいる。
家族
著書
- Trigonometric Series. Cambridge University Press. (2002) [1959]
- Intégrales singulières. Springer-Verlag. (1971)
- Trigonometric Interpolation. University of Chicago. (1950)
- Antoni Zygmund; Richard L. Wheeden (1977). Marcel Dekker
- Antoni Zygmund; Stanislaw Saks (1971). Analytic Functions. Elsevier Science Ltd