アンリ・トロワイヤ
From Wikipedia, the free encyclopedia
アルメニア系ロシア人でモスクワ生まれ、幼時にロシア革命により両親とともにヨーロッパに移住、1920年にはパリに定住した。
1935年発表の処女作『ほの明り』 Faux Jour でポピュリスト賞を受賞。1938年にはジャン=ポール・サルトルの『嘔吐』と争い、小説『蜘蛛』 L'Araigne でフランス文学の登竜門ゴンクール賞を獲得して一流作家の地位を確立した。異例の若さでアカデミー・フランセーズ入りし、死ぬまで欠かさず作品を発表しつづけた。その散文としての端正さはもとより、物語の巧みさ、芸術性の高さには全く衰えが見られなかった。生涯で100以上の作品を発表し、イヴァン4世、エカチェリーナ2世、アントン・チェーホフ、レフ・トルストイ、グリゴリー・ラスプーチンなどロシア史上の人物やロシア文学者の評伝は人気が高い。
2007年に95歳で死去。葬儀は同年3月5日、パリにある正教会の大聖堂:アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(w:fr:Cathédrale Saint-Alexandre-Nevski de Paris)で行われた。
