アヴリル・ラヴィーン入れ替わり説

From Wikipedia, the free encyclopedia

アヴリル・ラヴィーン入れ替わり説は、カナダの歌手のアヴリル・ラヴィーンがデビューアルバム『レット・ゴー』の発売直後の2003年に死亡し、メリッサ・ヴァンデラという名前のボディダブルと入れ替わったとする陰謀論都市伝説である。

この説の発端は2011年のブラジルのブログ記事「Avril Está Morta」(アヴリルは死んだ)をきっかけにインターネット・フォーラムでラヴィーンが入れ替わったと思われる証拠を共有する会話が始まったことにある。この説は2017年5月にとあるTwitterユーザーがこの説を再現するスレッドを投稿したことで更に注目を集めた。

この説を裏付ける証拠として2003年から現在までのラヴィーンの外見の変化、次作『アンダー・マイ・スキン』に含まれるとされるサブリナミル・メッセージ、ラヴィーンの手に「Melissa」と描かれた写真が挙げられている。ラヴィーン自身は複数回にわたってこの説を否定している。

起源

Avril Lavigne performing in 2002
Avril Lavigne performing in 2011
パフォーマンスをするラヴィーン。左は2002年、右はブログ「Avril Está Morta」が投稿された2011年の姿。

この説の起源は2011年のブラジルのブログに掲載された「Avril Está Morta」(アヴリルは死んだ)という題の記事にまで遡ることが出来るが、一部の情報ではこの噂はさらに2005年まで辿れると言われている[1][2]。この説では2002年にデビューアルバム『レット・ゴー』の発売後、名声のプレッシャーと祖父の死が相まってラヴィーンは深いうつ状態に陥り、その直後に自殺したとされる[3]

陰謀論によると「メリッサ」という名前のそっくりさんはもともとパパラッチの気を逸らすために雇われた人物であり、引きこもり気味のラヴィーンを守っていたという。ラヴィーンは「メリッサ」と友人になり、彼女の死の直前には同じように歌い、パフォーマンスを披露する方法を教えられ[4]、ラヴィーンの死後にレコード会社はその事実を隠蔽して継続的な利益を得るために彼女を「メリッサ・ヴァンデラ」("Melissa Vandella")に置き換え、「メリッサ」が以降のラヴィーンの作品をレコーディングしたと主張されている[5]。陰謀論を裏付ける証拠としてはラヴィーンの写真に様々なホクロや肌のシミが現れたり消えたりしているというもの[3]や宣材写真の彼女の手に「Melissa」と書かれている事が挙げられている[6]

この陰謀説はすぐにATRL英語版やグッドライク・プロダクションズといったインターネット・フォーラムで支持を集め、「アヴリル・レンジャーズ」("Avril Rangers")を自称する者たちによって証拠が共有された。2012年のとあるATRLの投稿では「新しいアヴリル」がライム病を患っていた時期にチーズを買っていたと思われる写真を使って本物のアヴリルが実際には生存しているのではないかと示唆した[7]。この説では外見の変化に加えて「アヴリル」のセカンドアルバム『アンダー・マイ・スキン』の題名とアートワーク、「マイ・ハッピー・エンディング英語版」と「トゥゲザー」の歌詞がサブリナミル・メッセージであったと主張されている[8]。さらに元のブログではメリッサが「この茶番劇に参加した」ことに罪悪感を得ており、サブリナミル・メッセージにつながったと書かれている[9]

説の拡散

この説は2015年10月にバズフィードの記者ブライアン・ブロデリックが「Avril Este Morta」についてツイートしたことをきっかけにアメリカで流行し始めた[10]。バズフィード内での投稿でブロデリックは元のブログ記事の冒頭でこの説がデマであることを認めていることや、「このブログは陰謀論がいかに真実に見えるかを示すために作成された」ことに言及し、この件に関する自身のツイートを精算した[10]

死亡説は2017年5月にとある高校生がラヴィーンが2003年末に死亡して入れ替わったとするツイッターのスレッドを投稿したことでより普及した。25万回リツイートされたこのスレッドはラヴィーンの顔、ファッションスタイル、筆跡の不一致を入れ替わりの証拠として挙げた[11]。このスレッドは以前の「Avril Está Morta」の説とほぼ一致しているが、セカンドアルバム『アンダー・マイ・スキン』は本物のラヴィーンによる既存の録音を使って作成されたという1点のみ違っている[12]

このTwitterのスレッドは有名人や架空人物が死んで入れ替わったと主張し、問題の人物の2枚の写真を見せて「陰謀論スレッド」と題するインターネットミームに影響を与えた[13]

反応

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI