2011年4月、東京都は東京都歴史文化財団内に、アーツカウンシル東京準備機構を7人体制で設置した[4][5]。その後2012年11月、アーツカウンシル東京が東京都歴史文化財団内に発足[1]。公募で選ばれた音楽、演劇、美術の専門家が「プログラム・オフィサー」に就任し、助成対象を審査した[4][1]。政府・行政から一定の距離を保ち、芸術文化に対する助成を行う専門機関の本格的な設置は、イギリスなど諸外国では長く運用されてきたものの、東京の事例は日本においては初の先駆的な試みであり、以降大阪など全国各地に広がった。
2016年リオデジャネイロオリンピックおよび2016年リオデジャネイロパラリンピックののち、東京都は2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アーツカウンシル東京を通じた文化発信を強化する[6][7]。2016年7月には、5件の民間プロジェクトへの助成を決定し、訪日外国人向けの夜間公演や、有名女優が登場する東京を舞台にしたミュージカル上演を支援した[6]。
さらに、2022年に東京都が策定した「東京文化戦略2030」に基づき、2023年4月には東京都と共同で渋谷区に「START Box ササハタハツ」を開設[8]。物価や地価が高く、活動拠点を持つのが難しい若手アーティストらに相場より安く貸し出し、新型コロナウイルス禍で多大な影響を受けた文化芸術界の振興を図った[8]。