複素代数幾何学では、曲線 C のヤコビ多様体は、経路積分を使い構成される。つまり、C が種数 g の曲線を持っていて、位相的には、

とすると、幾何学的には、このホモロジー群は C のサイクル(のホモロジークラス)、言い換えると閉じたループから構成されるとすると、ホモロジー群を生成する 2g 個のループ
を選ぶことができる。他方、C の種数が g であるという別の代数幾何学的な方法は、

であり、ここに K は C の標準バンドルである。定義により、これは大域的に定義された C 上の正則微分形式の空間であるので、線型独立な g は
を形成する。形式と閉形式が与えられると、積分することができ、2g 個のベクトルを

とすることができる。これはリーマンの双線型関係式に従う。リーマンの双線型関係式は、
は非退化格子 (lattice)
(つまり、格子は、
の実基底)であり、ヤコビ多様体は、

で定義される。
従って、アーベル・ヤコビ写像(Abel–Jacobi map)は次のように定義される。基点を
と取り、ほぼ
の定義と類似させて、写像

を定義する。これは一見、
から
への経路と独立のように見えるが、任意のそのような経路は、
の中の閉ループを定義し、従って、
の元、従って、その上での積分は、
の元を与える。このように、差異は
による商への道の中で消滅する。基点
を変更により、写像を変更されるのみならず、トーラスの変換によっても変更される。