イソカニムシ

From Wikipedia, the free encyclopedia

イソカニムシ
イソカニムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: クモ綱 Arachnida
: カニムシ目 Pseudoscorpionida
: イソカニムシ科 Garypidae
: Garypus
: イソカニムシ G. japonicus
学名
Garypus japonicus Beier
和名
イソカニムシ

イソカニムシGarypus japonicus)は、カニムシ目イソカニムシ科の1種。この類では大型の方で、海岸に生息する。

体長は3.5-5mmで、雌の方がやや大きい[1]。この仲間では大型種である[2]。全体に灰褐色だが、触肢と背甲は赤褐色である。背甲はほぼ三角形で、前に向けてはっきりと狭まり、先端は少しくぼんでいる。その前方の両縁に2個ずつ、4個の眼がある。背甲の表面には細かな顆粒が一面にあり、光沢はない。背甲後方の中央を隔てて、1対の色の薄くなった斑紋がある。鋏になった触肢はこの類として特に細長く、鋏も大きい。また、鋏になる節の基部(掌部)は丸く膨らんだようになる。

腹部は幅広い卵形で、側膜は波状。背面のキチン板は第1節と最後尾の節を除いて左右に2分し、各節の左右に1つずつの暗い色の小さな斑点がある[2]

分布と生息環境

北海道利尻島本州四国九州から知られ、海岸の高潮線から飛沫帯にかけて生息する。打ち上げられた海藻の中や、石の下に見られる[3]。また岩の裂け目などにもおり、琉球列島では巻き貝の下から発見されている[2]

類似種など

カニムシ類に海岸性のものは少ない。日本では本種の他に以下のような種が知られる[4]

  • Chthoniidae ツチカニムシ科
    • Paraliochtonius sp. ナギサツチカニムシ
  • Neobisiidae コケカニムシ科
    • Halobisium orientale japonicum ウミカニムシ
  • Olpiidae サバクカニムシ科
    • Nipponogarypus enoshimaensis コイソカニムシ

この中で、本種は特に身体が大きいことと、鋏の基部は丸く膨らみ、先端部が細長く伸びることなどで肉眼でも見分けが付く。なお、本種に近縁なものとしては、バンクスイソカニムシ G. californicus Banks など数種が北アメリカの西海岸に産する[3]

歴史

出典

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI