イッケイキュウカ

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イッケイキュウカ Cymbidium faberiラン科植物の一つ。シュンランに似た花を多数つけるのが特徴。東洋ランでは一茎九花の名で知られる。

イッケイキュウカは中国を中心に分布するシュンラン属の種である。個々の花は日本産のシュンランに似た緑の花で、ただし長く伸びた花茎の上に多数の花をつける。イッケイキュウカの名は一茎九花であり、多数であることを九という数字で表したものとされる[1]。また、中国シュンランを一茎一花というのにも対応している。

東洋ランの花物の一つとして古くから栽培され、多くの品種がある。花色は緑から黄緑で変化が少なく、個々の花形や茎の色と形に様々なものがある。普通はまず花茎の色で分ける。

特徴

多年生草本で地上性のラン。偽球茎は小さく、葉を根出状に5-9枚つける。葉は高さ50cmほどに伸び、細い線形で革質。花茎は直立し、先端から中程より下まで10-20輪の花をつける。

花はシュンランに似る。萼片は開くが先端は前方に向かってやや抱えるように曲がる。萼片と側花弁は黄色から緑、唇弁は淡緑色から白で、赤紫色の荒い斑点が入る[2]

外見的には中国春蘭よりずっと背が高い。葉は遙かに細くて長く立ち、日本のシュンランに似て鋸歯が荒くて粗剛である。花形は野生型の中国春蘭より日本のシュンランに似る。ただはっきりした違いとしては唇弁の周囲に襞が入る点がある。また偽球茎は一見では見て取れないほど小さい。その代わりに根が太くて長くよく発達し、栄養の貯蔵はこちらが担っていると考えられる。花時期は日本シュンランより一月ほど遅れるために夏ランとの呼称もある[3]

分布

ヒマラヤから中国、台湾に分布する[4]。中国における後述のような選別品種は、多く浙江省と江蘇省から産出した[5]

利用

出典

参考文献

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