90Yは、肝細胞癌、白血病、リンパ腫の治療に重要な役割を果たしているが、様々な腫瘍を治療できる可能性がある[9]。経動脈的放射線塞栓療法は画像下治療で行われる処置であり、90Yを含浸させた微小球を腫瘍を栄養する動脈に注入する[10]。微小球は腫瘍の周囲の血管に留まり、その結果、放射線が近くの組織にダメージを与える[11]。90Yを用いた放射線塞栓療法は、肝細胞癌のTTP(time-to-progression)を有意に延長し[12]、有害事象の許容範囲も広く、同様の治療法よりも患者のQOL(生活の質)を向上させる[13]。90Yは、微小球から放出される制動放射線を画像化することで、腫瘍診断にも利用されている[14]。また、放射線塞栓療法後のポジトロン断層法も可能である[15]。