イトスゲ
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多年生の草本[1]。束になって生じて株を作り、また短い匍匐茎を伸ばす。基部の鞘は淡褐色から褐色をしている。葉は特に細く、幅0.3-1mmしかない。外見では内側の葉は更に細く見え、これは葉が二つ折りになっているためだが、それを広げても1mmに達しないことが多い[2]。
花茎は長さ15-30cm、太さは0.3-0.5mmとこれまた細く、滑らかでざらつかない。花序は頂小穂が雄性、側小穂が雌性。小穂の基部にある苞は基部が短い鞘状で長さ0.5-1.5cm、先端側の葉身部は葉状で長さ2.5-4.5cmある。この長さは小穂の長さ程度かやや短い[2]。頂生の雄小穂は線形で長さ1-2cm、幅1-2mmで短い柄がある。雄花鱗片は淡褐色で先端は鋭く尖るか短い芒として突き出す。側性の雌小穂は線柱形で長さ0.5-2.5cm、2-5列に雌花をつける。基部には短い柄があるが、鞘からほとんど出ない[3]。雌花鱗片は淡褐色で先端は鋭く尖るかやはり短い芒となる。果胞は長さ3-3.5mm、幅0.9-1.1mmで雌花鱗片より長く、狭卵形で稜と稜の間に4-5脈があり、表面は毛がない。先端部はやや急に狭まって短めの嘴状となり、その口には2つの小歯がある。また嘴部の縁はややざらつく。
和名は糸スゲであり、葉がまるで糸のように細いことによる[4]。
- 全形
- 匍匐茎
- 花茎の上部
- 果胞
- 果実
