インクルーシブ社会
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2006年12月、国連総会において、あらゆる障害者の権利と尊厳を保障する ことを内容とする障害者の権利に関する条約が採択された(日本は2014年1月批准)。同条約は、「私たち抜きに私たちのことを決めないで(Nothing About Us, Without Us.)」というスローガンのもと、多くの障害当事者が条約制定過程に直接かかわり、成立したことが大きな特徴である[1]。インクルーシブ社会(インクルージョン)は、同条約の基本理念のひとつとしてあげられている(第3条c項)[2]。ただし、インクルージョンを定義する法的規定は、同条約及び日本の 国内法を通じていまだ存在しない。
さらに、インクルージョンは、2015年9月に国際連合で採択された国際基準である「持続可能な開発目標(SDGs)」を発表した「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」の本文で、40回出てくるキーワードでもある[3][4]。このように、インクルーシブ社会(インクルージョン)は、めざすべき社会のあり方を示す国際的な指針といえる。