ウァレンティノス
2世紀のウァレンティノス派のグノーシス主義神学者
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ウァレンティノス(古希: Οὐαλεντῖνος、羅: Valentinus; c. 100 – c. 165 CE))は初期キリスト教のグノーシス神学者である[1]。エジプトで生まれ、ローマで自身の学派(ウァレンティノス派)を開いた[1]。ウァレンティヌスまたはヴァレンティヌスとも表記される。
ウァレンティノスは多くの著作を残したが、現存するのは断片のみで、その多くは彼の反対者の著作の中で反論のために引用されたものであり、概略を除いて彼自身の体系を再構築するには不十分である[1]。彼の教義は、その弟子たち(ウァレンティノス派)によって発展・修正された形で知られている[1][2]。これによれば、人間は霊的人間・心的人間・物質的人間の3種が存在する。霊的本性を持つ者のみがグノーシス(霊的知識)を受けることによって神聖なプレーローマに帰還し、心的人間(一般のキリスト教徒)はより確度の低い救済を得て、物質的人間は滅びるとされる[1][3][4]。ウァレンティノスには多くの支持者(ウァレンティノス派)がおり、彼らはのちに東方派と西方派に分かれた[1]。