ラルゲットによる緩やかな導入部とソナタ的な3部形式によるアレグロによる2部構成である。ウェイヴァリー大尉の冒険物語の主題は総譜の冒頭に引用された2行の詩句「愛の夢と貴婦人の魅力は」と「名誉と武器にその席をゆずる」によって提示されている。前半の(愛の夢)がラルゲット、後半の(名誉と武器)がアレグロ・ヴィヴァーチェの部分を指す[4]。内容は未熟さを免れない点もあるが、力強さと、特にオーケストレーションに独創性がみなぎっているのが注目され、ラルゲットの導入部のチェロの旋律とアレグロ・ヴィヴァーチェの力強いリズム劇的な対比を示している[5]。