本作は、ニューヨークを拠点としていたロリンズが、初めてアメリカ西海岸で制作したアルバム。マックス・ローチのツアーに帯同してロサンゼルスを訪れたロリンズは、現地の敏腕リズム隊と組んで、本作を1日でレコーディング。西部での録音ということで、「俺は老カウボーイ」「ワゴン・ホイール」といった西部劇映画の楽曲をカバーしており、アルバム・ジャケットもカウボーイをイメージしている。「ソリチュード」はデューク・エリントンの代表曲のカバー。
また、サックス・ベース・ドラムというトリオ編成で演奏されたことも話題となった。ピアノ抜きで、しかもホーンも1本という編成では、厚みのある演奏をすることは難しいが、ロリンズの卓越したアドリブが高く評価され、今日でも人気の高い1枚。既にオスカー・ピーターソンのサイドマンとして名を馳せていたレイ・ブラウンの貢献も大きい。