ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング
架空の人物
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ウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリング (Wendy Moira Angela Darling) は、イギリス(スコットランド)の作家ジェームス・マシュー・バリーの戯曲『ケンジントン公園のピーター・パン』、小説『ピーター・パンとウェンディ』などに出てくるピーター・パンに憧れる少女。
人物
名前について
名前の由来はバリーに対して「友」(フレンド)と呼びかけていた人物の幼い娘がそれを聞いて「フウェンディ」などと発音していたことをヒントに、ヒロインに珍しい名前を付けたいと思っていたバリーが創作した名前であると言われている。
ピーター・パンの物語が執筆される以前にもこの名前は存在したが、非常に珍しい名前であった。
この名前はこれをきっかけとして一般的なものになり、現在は英語圏で女性の名前としてよく見られるようになっている。
サイレント映画版
ディズニー版
『ピーター・パン』
水色のナイトドレス(ネグリジェ)を着ている。髪色は茶髪で水色のリボンでポニーテールに結んでいる。ダーリング一家の3姉弟の長子。十代前半~後半の少女。ピーター・パンの話を信じており、その話を2人の弟であるジョンとマイケルにしている。そのことで父親からは苦々しく思われており、年齢上そろそろ一人部屋で暮らす(=大人になる)べきだと言われている。しかし、本人は「大人なのだから」「女性なのだから」という価値観を押しつけられることを快く思っていない。一方で年頃の女の子らしくピーターに思いを寄せているところも見られ、ピーターが人魚たちやタイガーリリーと仲良くすると嫉妬することもある。また、自らもティンカーベル(ティンク)に嫉妬されている(本人がそのことに気が付いているかは不明)。情の深いところがあり、ピーターがミスター・スミーにフック船長を狙撃させるなど残酷なことをすると悲しむこともある。ピーター・パンやネバーランドを夢に見ることもあるらしく、初めてピーターに会ったり、ネバーランドに到着した時も「夢で見た通りの姿」と感激している。当初は大人になりたくないと訴えているが、数々の事件を経てラストシーンで自ら進んで大人になることを決意する。ピーターのことは大人になっても忘れていないらしく、『2』でもティンクの粉を浴びて(少しだけだが)浮遊する描写がみられる。
『ピーター・パン2』
2児の母として登場している。終盤でピーターパンと再会した。
- ジェーン
- 本名は、ジェーン・モイラー・アンジェラ・ダーリング。第二次世界大戦という現実の中で、夢を見る心を忘れてしまったウェンディの子供。本作の主人公であり、ウェンディと間違われフックに攫われることになる。終盤で夢を見る心を取り戻した。
- ダニー
- ジェーンの弟で、本名はダニー・ダーリング。ピーター・パンがいると信じている。
- エドワード
- ウェンディの夫。本名はエドワード・ダーリング。物語序盤で戦場に向かうも、終盤で無事に帰ってきている。
Burbank Films版
服の色は藤色で金色の髪をしている。
- ディズニーアニメからクレームを受けるおそれがあったための配慮である。
ビデオ絵本版
薄いオレンジ色の髪でピンクのナイトドレスを着ている。
- これもディズニーアニメからクレームを受けるおそれがあったための配慮である。
世界名作劇場版
金色の髪を左右のこめかみの辺りで赤いリボンを結んだ二つの束にまとめ、ピンクのスカートをはいている(下に白い長袖の服を着ている)。1時間枠での初回放送版ことスペシャル放送版(後の第1話と第2話)で彼女はジョージ・ダーリングに大人になるべきだと言われる。寝る際は動物の縫いぐるみを抱いている。ネバーランドでは、ロストボーイ達(カーリー、スライトリー、トートルズの三人)の「お母さん」として家事全般を担当、朝食を作ったり家の中の掃除、洗濯などをするなど、世話好きなところから、いままでのシリーズとは異なるウェンディとなっている。ピーター・パンに好意を寄せている様子があり、第1話では、ピーター・パンから首飾りをもらったお礼にキスをしている。また、第16話では、彼女が語る童話の中で、自身がシンデレラ、ピーター・パンが王子として登場している。一般的に彼女は穏やかで優しい性格であるが、第9話および第16話ではピーター・パンに腹を立て、二人は口論する。しかし最終的には和解し、再び友人となる。ネバーランドに住んでいる内に、さまざまなことを学んで成長していった(タイガーリリーと共に行動したり、フック船長や闇の魔女になったルナに立ち向かうなどがそれである)。最終話では、闇の魔女となったルナに幼い頃の自分を殺すよう迫られるも拒み、ルナのナイフで傷つけられる。ウェンディの犠牲によって、闇の魔女はルナの善なる心により倒され、最後にはウェンディ自身も無事に鏡から現れ、ルナも光の魔女の姿となって現れる。最終話にてロンドンに帰還した(大人になるにつれて、ピーター・パンの事を忘れてしまった)。
- マーチャンダイジングライツレポートでは彼女が物語の主人公として示されているが、テレビシリーズ以外の出版物や商品ではピーター・パンがしばしば主要なキャラクターとして描かれている。ピーター・パンと同様に、彼女の年齢も不明であり、したがって原作の解釈によれば、年齢が不明な唯一の世界名作劇場版シリーズの主人公となる。
- ジェーン・モイラー・アンジェラ・ダーリング
- ウェンディの(1人?)娘。ウェンディからピーター・パンの話を聞いており、ウェンディを迎えに来たピーター・パンと出会い共に冒険の旅に出る。
Peter Pan and the Pirates版
黒の髪をして、ピンクのスカートをはいている。
スーパー・アニメファンタジー版
金色の髪をして、ピンク色のドレスを着ている。赤い宝石をつけている。
世界名作ファンタジー版
スーパー・アニメファンタジー版同様、金色の髪をして、ピンク色のドレスを着ている。
世界名作アニメ絵本版
金色の髪をして、橙色のドレスを着ている。
はじめてのえいご・めいさくどうわ版
金色の髪をして、赤い紐付きのピンク色のナイトドレスを着ている。
ユニバーサル・ピクチャーズ版
角川つばさ文庫版
ディズニー版と同じ姿をしているが、全体的にアレンジされている。
演じた役者・声優
- ピーター・パン(1953年、アメリカ映画、アニメ) - キャサリン・ボーモント(渕崎ゆり子(日本上映版、ブエナ・ビスタ版)、土井美加(ポニー版)、岡本茉利(TBS版))
- ピーターパンの冒険(1989年、日本のテレビアニメ、世界名作劇場) - 松井菜桜子
- ピーター・パン2 ネバーランドの秘密(2002年、アメリカ映画、アニメ、ビデオ映画、1953年版の続編) - ケイス・スーシー(安田成美)
- フック - 現代:マギー・スミス(杉山とく子)、過去(回想):グウィネス・パルトロー
- ピーター・パン(2003年、アメリカ映画) - レイチェル・ハード=ウッド(平澤優花)
- ネバーランド(2004年、アメリカ映画) - ケイト・メイバリー
- ピーター・パン&ウェンディ(2023年、アメリカ映画) - エヴァー・アンダーソン