ウーステッド
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ウーステッド(英語: Worsted)とは、梳毛糸(そもうし)を平織、綾織、繻子織などにした毛織物の総称である[1][2]。
長く良質な羊毛の繊維に撚りをかけて糸にし(紡績)、緻密に織ったもので、仕上げには毛羽をとって(剪毛)、地肌をはっきりとさせるのが一般的である[3][1]。サージやギャバジンなどがあり、背広や女物のスーツ、学生服などに用いられる[2]。
毛織物は梳毛糸で織った梳毛織物と、紡毛糸で織った紡毛織物(ウールン、Woollen)に大別される[2]。
ウーステッドの名称は、この毛織物の産地であったイギリスのノーフォーク州の村、Worsteadに由来する[2]。この村は、12世紀にノース・ウォルシャム(North Walsham)やアイルシャム(Aylsham)と共に、糸と布の製造中心地であった。
当時、牧草地の囲い込みとライミング(石灰処理)により、イースト・アングリアの土壌は従来の農耕用羊種にとって肥沃すぎる状態にあった。同時期に、フランドル地方から多くの織工がノーフォークに移住した[4]。
「ウーステッド」糸と織物はウール製品とは区別され、前者は後者より強度が高く、細く、滑らかで、硬いとされている[5]。