エウヘメロスの生涯は殆ど知られていない。ディオドロス、プルタルコス、ポリュビオスによれば、彼はメッシーナで生まれたという。ただ、シチリア島のメッシーナか、ペロポネソス半島のメッセニアかはまだ判別できていない。キオスやテゲアで生まれたとする説も存在するが、現代の学者の多くはシチリア島のメッシーナで生まれたとする説を支持している。
ディオドロスによると、エウヘメロスはマケドニア王カッサンドロスの友人であり、マケドニア宮廷で最も重要な哲学者であった。紀元前3世紀の初め、彼は「ヒエラ・アナグラフェ(神聖なる歴史)」と題した作品を執筆したとされている。