エゾハリスゲ
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全体に柔らかく細長い多年生の草本[1]。根茎は短くて葉や茎を束に生じ、匍匐枝は伸ばさない。花茎は真っ直ぐに上向きに伸びて高さ20-50cmに達する。葉はそれよりずっと短く、幅2-3mm。基部の鞘は淡褐色。
花期は4-7月。花茎は細長くて柔らかく、断面は三角で鋭い稜があるが、ほとんどざらつくことはない。小穂はただ1個を茎の先端に付ける。小穂は長さ0.7-1cm、幅5-6mmで、雄雌性、つまり先端に雄花が並び、下に雌花部がある。雄花部は雌花部より小さい[2]。雄花の鱗片は栗色から濃褐色で先端が尖る。雌花の鱗片は先端が鋭く尖るか鈍く尖り、褐色を帯び、早くに脱落する。果胞は長卵形で長さ3.5-4mm、幅1.5mm。無毛で細かな脈が多数あり、嘴は長い[2]。先端は切り取ったようになっているか、ややくぼむ。また果胞は熟するにつれて反り返る。これはこの類に多く見られる特徴であり、花茎に対して大きな角度で立ち上がるようになるのだが、本種の場合、大きく反り返って先端がやや下向きにまでなるのが特徴となっている。果実は楕円形から卵形で長さ2mm、果胞に密着して包まれる。柱頭は2つに分かれている。
別名にオオハリスゲがある。
