エドサル級護衛駆逐艦

From Wikipedia, the free encyclopedia

エドサル級護衛駆逐艦
USS Edsall
艦級概観
艦種護衛駆逐艦
艦名海軍功労者
1番艦ノーマン・エドサルに因む
建造数85隻
運用者 アメリカ海軍など
就役期間1943年 - 1974年
前級キャノン級(DET型)
次級ラッデロウ級(TEV型)
主要諸元例
排水量基準:1,250トン
満載:1,590トン
全長93.27 m
全幅11.15 m
吃水3.18 m
機関 CODAD方式
フェアバンクス・モース38D8-1/8-10ディーゼルエンジン (1,500hp)4基
スクリュープロペラ2軸
速力21ノット
航続距離10,800海里 (12kt巡航時)
乗員186名
兵装 Mk.22 3インチ単装緩射砲3基
40mm連装機銃1基
20mm単装機銃8基
ヘッジホッグ対潜迫撃砲1基
片舷用爆雷投射機(K砲)8基
Mk.9爆雷投下軌条2条
533mm3連装魚雷発射管1基
GFCS Mk.52 (3インチ砲用)1基
Mk.51 (40mm機銃用)1基
レーダー SA 対空捜索用1基
SLまたはSU 対水上捜索用1基
ソナーQCまたはQJA 探信儀1基
電子戦短波方向探知機 (HF/DF)

エドサル級護衛駆逐艦(エドサルきゅうごえいくちくかん、Edsall Class Destroyer Escorts)は、第二次世界大戦時にアメリカ海軍が建造・保有した護衛駆逐艦。主機方式・配置からFMR型 (Fairbanks-Morse Reduction-geared) とも呼ばれる。ネームシップノーマン・エドサルに因んで命名されている[1]

本級の設計は、長船体型のバックレイ級およびキャノン級の船体に、ギヤード・ディーゼル(CODAD)方式の主機を組み合わせたものとなっている。

主機としては、潜水艦で搭載されたのと同系列のフェアバンクス・モース社製38D8-1/8-10 2サイクル垂直対向8気筒ディーゼルエンジンを4基搭載する。ディーゼルエンジンは、それぞれ2基ずつ1組となって、逆転機構を備えた歯車減速機を介して両舷の推進器に接続されて駆動している。当時、歯車減速機の生産能力には限界があり、蒸気タービン搭載の主力艦・揚陸艦に優先的に供給されるために護衛駆逐艦においては不足気味であった[2]が、低馬力であれば製造も比較的容易であることからこのような主機構成となった[1]。機関部は2区画で構成され、左右にタンデム配置とされている[3]

装備

武器システムについては、おおむね、長船体のバックレイ級およびキャノン級に準じたものとされている。Mk.22 3インチ単装緩射砲は、艦首甲板と前部甲板室上に背負式に1基ずつ、また艦尾甲板にも1基と、計3基を備えている。

主砲用の主方位盤は艦橋上に設置されており、測距レーダーを備えたMk.52や、より本格的な射撃指揮レーダーを備えたMk.57(直視式)またはMk.63(斜視式)など、対空射撃を主とする機種が搭載された[4]

40mm機銃は、当初は上部構造物後端に連装砲架として搭載し、その直前にMk.51 射撃指揮装置を1基配していた。しかし第二次世界大戦末期には雷撃の機会がなくなったことから、煙突後方の上部構造物上に設置されていた3連装長魚雷発射管を撤去して、ここにも単装ないし連装の砲架と方位盤を配した艦が多くなった。また近接防空用の20mm機銃も多数が搭載された[1]

配備

本級は、計画通りに下記の85隻が建造され、全艦がアメリカ海軍に引き渡され、1943年に運用が開始された。

  • DE-129 〜 DE-152
  • DE-238 〜 DE-255
  • DE-316 〜 DE-338
  • DE-382 〜 DE-401

主に大西洋戦線船団護衛や哨戒任務に従事し、このうちの5隻が第二次世界大戦で戦没、戦後に5隻が海外に供与されたが、残りは最後までアメリカ海軍での運用を継続し、1974年までに全艦が除籍された。

本級のうち、「スチュワート英語版」のみテキサス州ガルベストン博物館船として保存されている[5]

運用者

同型艦

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI