エリナ (バラ)
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エリナは、バラの園芸品種の1つ。1983年にイギリスで、C.ディクソンによって作出された[1][注 1]。花の形、エレガントな花色、長い開花期間が高く評価されている[2]。2006年の世界バラ会議大阪大会でピエール・ドゥ・ロンサールとともに「栄誉の殿堂入りのバラ」に選出された[5][3]。
ハイブリッド・ティー系の四季咲き・直立性または半直立性のモダンローズ[1][4][5]。交配種は、母・Nana Mouskouri、父・ロリータ[1][2][3]。樹高1.4m、株張り100cmに育つ[1][6]。作出国のイギリスでは、樹高1.1m、株張り75cmと少し小型化して育つ[2]。花型は丸弁高芯咲きまたは丸弁抱え咲き、花色は淡いクリーム色で、花径は12-15cmの大輪種[1][5][2][7]。中心がレモン色で、外弁に向かってアイボリーホワイトへグラデーションがかかりながら変化していく[2]。花弁の幅が広く、ゆったりとした印象を与える[3]。花弁は厚く堅い[3]。花が雨で傷むことがない[3]。1輪咲きになりやすい[6]。花付き、花もちはどちらも中程度[3][注 2]。遅咲きの品種である[3]。優れた品種だが、開花サイクルが長いという欠点がある[3]。香りは弱く、軽い芳香がある程度[1][2][注 3]。香りの質はティー系[3]。枝はよく伸びる[1]。生育が旺盛で、シュートの発生がとてもよい[6]。良く茂る葉で、濃緑色で大きい[2]。葉はやや赤みがかる[2]。耐暑性・耐寒性・耐病性があり、強健種[1][7][注 4]。薬剤散布は最低限行えばよい[6]。丈夫な品種で、多少病気にかかって葉を落としても枯れ込むようなことはほとんどない[6]。最も栽培しやすい品種の1つで、育てやすさからバラ栽培の初心者に勧める例は多い[1][2][5]。独特な雰囲気のあるバラだと述べる人もいる[4][5]。元はPeaudouce (フランス語でやわらかい皮膚を意味する) の別名だった[1][2][5]。英国王立園芸協会のガーデン・メリット賞を受賞した品種である[8]。