エンペラータマリン

タマリンの一種 From Wikipedia, the free encyclopedia

エンペラータマリンSaguinus imperator)は、哺乳綱霊長目マーモセット科に分類されるタマリンの一種。名はドイツ皇帝のヴィルヘルム2世に由来する。

概要 エンペラータマリン, 保全状況評価 ...
エンペラータマリン
クロアゴエンペラータマリン
Saguinus imperator imperator
アゴヒゲエンペラータマリン
Saguinus imperator subgrisescens
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目 Primates
: マーモセット科[2] Callitrichidae
: タマリン属 Saguinus
: エンペラータマリン S. imperator
学名
Saguinus imperator
(Goeldi, 1907)[3]
シノニム[4]
  • Midas imperator Goeldi, 1907
  • Mystax imperator subgrisescens Lönnberg, 1940
和名
エンペラータマリン[3]
英名
Emperor tamarin[3]
生息域
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分布

ブラジル西部、ペルー南東部から東部にかけて、ボリビア北西部[5]

形態

頭胴長(体長)23–26センチメートル、尾長35–42センチメートル、体重400–500グラム[5]

体色は灰色かかった淡黄色で、尾は暗赤色[5]。手足は黒い[5]。口部は白く、長さ6センチメートル程度の口髭が左右に垂れ下がる[3]

分類

種小名imperatorは「皇帝」の意で、剥製師がカイゼル髭にした本種の剥製から命名者のエミール・ゲルディが連想したことにちなむ[3]

以下の亜種の分類は、Rylands et al.(2016)・Garbino & Martins-Junior(2018)に従う[4][6]

Saguinus imperator imperator (Goeldi, 1907) クロアゴエンペラータマリン[5] Black-chinned emperor tamarin[4]
ブラジルからペルーにかけて[5]
あごひげが短い[5]
Saguinus imperator subgrisescens (Lönnberg, 1940) アゴヒゲエンペラータマリン[5] Bearded emperor tamarin[4]
ブラジル西部、ペルー南東部、ボリビア西部[5]
長いあごひげが下方に伸びる[5]

生態

アマゾン上流域の低地熱帯雨林一次林二次林に生息する[5]

食料は果実樹液昆虫などだが、時々なども食べる[7]

行動範囲は0.3~0.4平方キロメートルとみられ、行動範囲が他のタマリンと重なった場合は鳴き声などで主張[7]

一夫一婦制が通常だが、支配的な雌は複数の雄との交配も見られる[7]

妊娠期間は約140~150日で、主に食料の多い雨季に出産。1~2子、稀に3子産む[7]

天敵は大型の猛禽類[7]

寿命は約10年だが、飼育下では17~20年生きる事例も[7]

幼少時の生態

産まれた時の重さは約35グラムで、2~3ヶ月授乳で過ごす[7]

生後6~7週間まで親の背に乗って行動[7]

雄雌どちらも16~20ヶ月程で性成熟[7]

保全状態

現時点では絶滅の危険性は無いが、分布域が少ない事から減少の心配がある[7]

脚注

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