オオグチイシチビキ

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オオグチイシチビキ(学名:Aphareus rutilans) は、フエダイ科の魚の一種。インド太平洋熱帯域に分布する。同属種のイシフエダイとは体色や生息水深で見分けられる。

本種は1830年に、フランスの生物学者であるジョルジュ・キュヴィエによって紅海タイプ産地として記載されたが、モーリシャスインドネシア産であった可能性もある[2]。種小名は「赤みを帯びた」という意味で、赤みがかった体色に由来する[3]沖縄ではタイクチャーマチと呼ばれる[4]

形態

体は細長く、側扁する[5]。下顎は上顎より前に突き出し、口は眼の中央下まで裂ける[5]。下顎に小さい歯が並ぶ[5]。背鰭は10棘10-11軟条、臀鰭は3棘8軟条から成る[5]。鰭には鱗が無く、背鰭と臀鰭の後端の条が伸長する[5]。尾鰭は二叉型で、先端は尖る[5]。体色は青みがかった灰色から薄い赤褐色で、鰭は赤い[5]。口内や上顎は銀色で、上顎縁は暗色[5]。全長は最大113cmだが、普通は50-70cm程度[6]

分布・生態

アカバ湾から紅海・東アフリカを含むインド洋、オーストラリア、南日本、ハワイまで、太平洋の熱帯域に広く分布する[6]大西洋南東部の南アフリカからも知られる[6]。日本では沖縄や小笠原などで見られる。普通は水深100-250mの深場の岩場に生息するが、水深350mの場所での記録もある[7]。魚類やイカ甲殻類を捕食する肉食魚である[7]。推定寿命は18年で、春から夏にかけて産卵する[7]

人との関わり

脚注

関連項目

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