オキナグサ
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オキナグサ(翁草、学名: Pulsatilla cernua )は、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
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福島県会津地方 2008年5月 | |||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C.Presl | |||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||
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Anemone cernua Thunb. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| オキナグサ(翁草) |
特徴
分布と生育環境
日本では、本州、四国、九州に分布し、山地の日当たりのよい草原や河川の堤防などに生育する。国外では、朝鮮半島、中国東北部、ロシア沿海地方に分布する。
かつて多く自生していた草地は、農業に関わる手入れにより維持されていた面があり、草刈などの維持管理がなされくなり荒廃したこと、開発が進んだこと、それに山野草としての栽培を目的とした採取により、各地で激減している。
栽培
日がよく当たる環境を好む。地下には太いゴボウ根状の根茎があり、春に暖かい日ざしが注ぐと芽を出す。葉を開くと同時に白い毛で覆われた花芽を伸ばす。4月~5月頃、葉の伸びきる前に、短い毛で覆われた赤紫色の花を下向きに咲かせる。花後6月~7月頃に種子の収穫時期を迎える。白髪のような種子が熟して、ふわふわとした羽毛のような状態に開いたら種を収穫する。秋に花芽が形成されるため、その時期にリン酸分の多い液体肥料を施すと効果が高い。
害虫は、ヨトウムシやアオムシ、ナメクジなどが葉を食害する。その他、アブラムシ、ネコブセンチュウ(ネマトーダ)、ネグサレセンチュウに注意を要する。
増やしたい場合は、株分けか種蒔きで増やす。株分けは植え替え時に行うが、ゴボウ根が傷みやすいので、注意を要する。株分け後、切り口には必ず殺菌剤を塗る。種蒔きの適期は2月下旬から3月頃で、翌春には発芽して2~3年で開花する。
薬効と毒性
Status
絶滅危惧II類 (VU)(環境省レッドリスト)
ギャラリー
近縁種
- ツクモグサ(九十九草、学名: Pulsatilla nipponica )
参考文献
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ離弁花類』、1982年、平凡社
- 林弥栄編『山渓カラー名鑑 日本の野草』、1983年、山と渓谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
関連項目
外部リンク
- オキナグサ(翁草)の育て方・栽培方法 - LOVEGREEN(ラブグリーン)
- オキナグサとは|育て方がわかる植物図鑑 - みんなの趣味の園芸(NHK出版)