オデコネコザメ

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オデコネコザメ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 軟骨魚綱 Chondrichthyes
: ネコザメ目 Heterodontiformes
: ネコザメ科 Heterodontidae
: ネコザメ属 Heterodontus
: オデコネコザメ H. galeatus
学名
Heterodontus galeatus
(Günther, 1870)
シノニム

Cestracion galeatus Günther, 1870

英名
Crested bullhead shark
crested shark
crested bull shark
crested horn shark
crested Port Jackson shark[2]
分布

オデコネコザメ Heterodontus galeatusネコザメ属に属するサメの一種。稀種で、オーストラリア東部の沿岸で見られる。大きな眼上隆起を持つことと、体色のパターンによって他のネコザメと区別できる。全長1.2m程度になる。

夜行性底生魚で、岩礁や藻場で主にウニを捕食する。卵生で、卵は長い巻きひげによって海藻などに固定される。成長は遅い。漁業で混獲されることはあるが死亡率は低く、IUCN保全状況軽度懸念としている。

1870年のCatalogue of the Fishes in the British Museumにおいて、イギリスの動物学者アルベルト・ギュンターによって Cestracion galeatus の名で記載された。種小名 galeatusラテン語で "ヘルメットを備えた" の意味で、大きな眼上隆起に因んだものである[3][4]

その後、本種は Gyropleurodus 属や Molochophrys 属に移され、最終的に Heterodontus 属とされた。タイプ標本は68cmの雌である[3]

形態

大きな眼上隆起が特徴である。

頭部は短くて幅広い。吻は短く、豚に似る。眼は高い位置にあり、瞬膜を欠く。眼上隆起はネコザメ類の中で最大である。鼻孔には口まで達する長い前鼻弁がある。前鼻孔は溝で取り巻かれ、後鼻孔の周囲の溝は口に繋がる。口はほぼ吻端にある。顎前方の歯は小さく、1本の尖った尖頭と1対の小尖頭を持つ。顎後方の歯は幅広く、臼歯状になる。唇褶は深く、口角から両顎に伸びる[3]

胸鰭は大きくて丸く、腹鰭臀鰭は小さくてより角ばる。第一背鰭はある程度高くて先端は丸く、胸鰭後方から起始する。前縁には太い棘がある。第二背鰭は第一と似た大きさで、腹鰭と臀鰭の間にある。尾鰭は大きく、上葉先端には強い欠刻がある。皮歯は、特に体側では大きくて粗い。体色は淡褐色で、サドル状で境界の曖昧な褐色から黒の模様が5本存在する。眼上隆起の間から眼の下部までにも黒い模様がある。多くの個体は1.2mを超えないが、1.5mに達する個体もいる[3]

分布

底生である。

オーストラリア東部の暖温帯沿岸、モートン岬からニューサウスウェールズ州ベイトマンズベイまで分布する。北はヨーク岬半島・南はタスマニアからも不確実な記録がある。分布域の大部分は近縁のポートジャクソンネコザメと重複しているが、本種はクイーンズランド州南部とニューサウスウェールズ州北部で優占し、それ以外の地域では稀である[1]

底生で、潮間帯から深度93mまでの大陸棚上で見られるが、通常はポートジャクソンネコザメより深場に生息するようである。岩礁藻場アマモ場を好む[1]

生態

人との関わり

脚注

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