オプシン

From Wikipedia, the free encyclopedia

オプシン英語: Opsin)とは、動物の網膜などにある光感受性Gタンパク質共役受容体視覚体内時計の光調節などを担っている[1]。視覚物質中のたんぱく質部分の総称[2]発色団(一般的にはレチナール)と結合し、ロドプシン(視紅)となる[2]

構造と機能

オプシンは光を検知し、動物がものを見ることを可能にしている分子である。オプシンは化学受容体の一種であるGタンパク質共役受容体(GPCR)[3][4]に分類され、7つの膜貫通型ドメインからなる活性部位リガンドと結合する[5][6]。オプシンのリガンドはビタミンAベースの発色団11-シス-レチナールであり[7][8][9][10][11]シッフ塩基を介して第7膜貫通型ドメイン[12][13][14]リシン残基[15]共有結合する[16][17]。しかし、11-シス-レチナールはオプシンの活性部位に結合するのみで、活性化を引き起こすことはなく、 11-シス-レチナールが光子を吸収することにより、受容体活性化型の全トランス-レチナールに異性化することによりはじめてオプシンの配座が変化し[18][19][20][21]、 光伝達カスケードが活性化される[22]。このように、オプシンは化学受容体としてではなく光受容体としてはたらく。

脊椎動物の光受容細胞では、全トランス-レチナールは解離し、網膜上皮細胞から供給される新しく合成された 11-シス-レチナールに置換される。11-シス-レチナール(ビタミンA1)の他にも、11-シス-3,4-ジデヒドロレチナール(ビタミンA2)も、淡水魚などの脊椎動物ではみられる[21]。A2 結合型オプシンはA1結合型と比べて吸収スペクトルのλmaxがずれる[23]

脚注

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI