オリジナルアニメ
From Wikipedia, the free encyclopedia
オリジナルアニメの原作やストーリー原案を小説家(例:Re:ゼロから始める異世界生活の原作者長月達平と脚本家梅原英司によるVivy[6])や漫画家(例:のんのんびよりの原作者あっとによる日々は過ぎれど飯うまし[7])が手掛けることも少なくない。これは、作品の認知度の面で原作のある作品よりも不利なオリジナルアニメが[8]、話題性を獲得することなどを目的とするためである。
一方で原案を特定の個人に頼らず、共同名義で制作される作品もある。例えばTARI TARIの原作名義はEVERGREENであり[9]、宇宙よりも遠い場所はよりもいであった[10]。また、原作や原案の名義には製作委員会に出資している法人の名称が用いられることもある(例:Do It Yourself!!のIMAGOとエイベックス・ピクチャーズの共同名義[11])。
作品の公開や放送前にメディアミックスの一環として、アニメを原作とした小説や漫画が出版・発表されることがあるが(例:すずめの戸締まり[12]、日々は過ぎれど飯うまし[13]など)、企画がアニメから始まったものであれば、こうした作品であってもオリジナルアニメと呼ぶことが多い。
その一方でアニメの名探偵コナンシリーズなどのエピソードの中には原作にはないオリジナルのエピソードもあるが[14]、こうしたアニメをオリジナルアニメということは少ない。この場合は「原作にはないアニメオリジナルのストーリーまたは描写」としてアニオリと呼ばれる[15]。
近年(2020年代)の動向と課題
近年も、オリジナルアニメ自体は制作されているものの、クールによっては放送開始のオリジナルアニメが一つもないことがある[16]。
こうした現状に対して数々のオリジナルアニメの制作に関わったP.A.WORKSの代表の堀川憲司は「オリジナルを生み出す苦労を回避して、全部原作ものに依存してしまったらアニメ業界はオリジナルアニメーションを作る想像力と創造力を失って、将来取り返しのつかないことになるんじゃないの、と思う」と述べ、業界に対して危機感を抱いている[17]。
特にオリジナルのアニメ映画は苦戦しており、2025年に公開された漫画原作の劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来の興行収入は407億円、キャラクタープロジェクトが原作のヒプノシスマイク -Division Rap Battle-は、25億円だったのに対して[17]、オリジナル作品のすずめの戸締まり(2022年)の興行収入こそ148.6億円だったものの[18]、きみの色(2024年)は3.6億円[19]、バブル(2022年)は1億6600万円であり[20]、原作のある作品と大差がある。
脚注
- ↑ “「アニオリ」はなんの略?アニメ好きなら知っているはず!”. Ray (2025年7月7日). 2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「「冒頭2分だけでも見て!」「緩急に引き込まれる」GWは“オリアニ”を見よう! 2025年春アニメ、オリジナル作品おすすめ4選」『アニメ!アニメ!』イード、2025年5月4日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「「selector infected WIXOSS」ワーナー・ホーム・ビデオ初のオリジナルアニメ 少女たちは戦い、勝ち残る」『アニメ! アニメ!』イード、2014年1月27日。2026年2月8日閲覧。
- ↑ “「selector infected WIXOSS」ワーナー・ホーム・ビデオ初のオリジナルアニメ 少女たちは戦い、勝ち残る”. アニメ! アニメ!. イード (2014年1月27日). 2016年2月6日閲覧。
- ↑ 「好きなオリジナルアニメは? 3位「宇宙よりも遠い場所」、2位「日々は過ぎれど飯うまし」、1位は…<25年版>」『アニメ!アニメ!』イード、2025年10月13日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ “「Vivy -Fluorite Eye's Song-」PV公開!種崎敦美&福山潤出演、ヴィヴィの歌唱担当も発表”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年2月27日). 2026年2月6日閲覧。
- ↑ “「のんのんびより」のスタッフ集結、新作アニメ「日々は過ぎれど飯うまし」2025年放送”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年12月31日). 2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「11年春アニメ:見直されるオリジナル作品 見えないストーリーがファンを魅了」『MANTANWEB』MANTAN、2011年4月23日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ 『オトナアニメ Vol.26』洋泉社、2012年11月10日発行、118頁、ISBN 978-4-8003-0029-4
- ↑ “宇宙よりも遠い場所 : 作品情報・声優・キャスト・あらすじ - アニメハック”. アニメハック. エイガ・ドット・コム (2024年12月12日). 2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「「Do It Yourself!!」メインビジュアルや本PV解禁、DIY部顧問役にかかずゆみ」『コミックナタリー』ナターシャ、2022年8月18日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「新海誠監督書き下ろしの「すずめの戸締まり」原作小説、8月発売」『映画.com』エイガ・ドット・コム、2022年5月19日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ “「日々は過ぎれど飯うまし」4月から放送、食べることが大好きな主人公役に嶋野花”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年3月13日). 2026年2月6日閲覧。
- ↑ 諏訪道彦(インタビュアー:岡本大介、西田周平)「「真実はいつもひとつ!」の生みの親、諏訪道彦が語るアニメ『名探偵コナン』誕生秘話」『ライブドアニュース』、ライブドア、2019年9月6日。https://news.livedoor.com/article/detail/17041456/。2026年2月6日閲覧。
- ↑ 「2026冬アニメのアニオリ←絶賛の嵐 ファンも唸った「解像度の高い演出」3選」『dmenuニュース』NTT DOCOMO、2026年1月30日。2026年2月6日閲覧。
- ↑ “2026冬アニメまとめ一覧 | 1月放送開始 新作アニメ・再放送アニメ情報”. アニメイトタイムズ. アニメイト (2026年1月30日). 2026年2月6日閲覧。
- 1 2 タニグチリウイチ (2025年12月30日). “「漫画原作」が強すぎた2025年……アニメ映画でオリジナル作品が求められ続けるには?【2025年の劇場アニメ総括】”. IGN Japan. 2026年2月6日閲覧。
- ↑ “2023年 上半期作品別興行収入(10億円以上)” (PDF). 東宝株式会社 (2023年7月27日). 2023年7月31日閲覧。
- ↑ 三浦理高 編『映画業界総決算 2025』キネマ旬報社、2025年4月24日。ISBN 978-4-87376-497-9。
- ↑ 『キネマ旬報』 2023年3月下旬特別号 p.37
この項目は、アニメに関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:アニメ/PJアニメ)。 なお、項目がアニメ製作者・関係者の場合には{{Anime-people-stub}}を貼り付けてください。 |