オリジナル・ドール

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オリジナルドール(The Original Doll)はアメリカの歌手ブリトニー・スピアーズによる未完成の音楽プロジェクト。

2004年に作曲、部分的にレコーディングされ、2005年にスタジオ・アルバムとしてリリースされる予定だった。

ブリトニーの4枚目のアルバムであるイン・ザ・ゾーンのリリース後、彼女は自分の音楽とキャリアをもっとコントロールするつもりだと語った。次のアルバムでは、一人のプロデューサーとだけ仕事をし、おそらくはエグゼクティブ・プロデューサーとして制作に携わりたいと公言していた[1]

2003年11月、イン・ザ・ゾーンのプロモーション中、彼女は既に5枚目のアルバムの曲を書いているとエンターテインメント・ウィークリー誌に語った[2]。彼女はまた、2004年に自身のレコードレーベルを立ち上げたいと考えていた[3]

4度目のコンサートツアー「オニキスホテル・ツアー」の間に、ブリトニーは新曲の作曲とレコーディングを開始した[4]

2004年5月、ブリトニーはスペインで「The Fugitive」と「New」と書かれたディスクを持っているところを写真に撮られた。同月、彼女はドイツでスウェーデンのプロデューサーであるクリスチャン・カールソンと一緒にいるところを目撃されている。

スウェーデンのプロデューサーであるヘンリック・ジョンバックは、ツアーバスやホテルでブリトニーと曲作りをしたことを「強烈でシュール」な経験だったと語っている[5]。またBloodshy & Avantとのコラボレーションについても「夜中に電話がかかってきて、新しいアイデアを共有してくれることがあった」と述べた[6]

2004年12月30日、ブリトニーはロサンゼルスのラジオ局KIIS-FMに突如として出演し、未完成の「Mona Lisa」のデモをオンエアした。その際に、アルバム「オリジナル・ドール」を「夏前にリリースしたい」と発言している。披露されたデモは、スタジオでの本格的なプロダクションやPro Toolsを使用せず、バンド演奏による粗削りな音源であった[7][8][9]

このときブリトニーは「誰かに指図されるのをやめたい」と語り、自分の創作活動に積極的に関わっていると強調した。実際、彼女はマネージャーを解雇し、ジャイブ・レコードから独立して活動している状態であった。しかしKIIS-FMの突然のデモ披露は音楽業界内で衝撃を与え、同局のディレクターは「契約アーティストがこんなことをするのはあり得ない。ゾンバ・ミュージック・グループのCEOバリー・ワイスなら一刀両断にするだろう」と振り返っている[10]

ジャイブ・レコードは、ブリトニーが録音作業を行っていたこと自体は認めたものの、「アルバムの予定はなく、『Mona Lisa』をラジオで流す計画もない」と素早く声明を発表した。そのため「オリジナル・ドール」の計画は頓挫し、最終的にアルバムはリリースされなかった[11]

楽曲

その後

脚注

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