オリバシウスの主要な作品は以下の2つである。
- 後2世紀の医学者ガレノスの著作からの抜粋集
- 『医学集成』(Ἰατρικαὶ Συναγωγαί, Iatrikai Synagogai; ラテン語: Collectiones medicae)
『医学集成』は古代世界の医学者が執筆した作品からの抜粋を集めたものである。70巻(または72巻)から成るが、25冊しか現存していない。本書には「あやとり」についての現存する最古の記述が収められている(『医学集成』48巻「ヘラクラスから」)。これは紀元100年頃のギリシア人医師ヘラクラスが記した医学書からの抜粋で、それによればプリンティオス・ブロコス(Plinthios Brokhos, 菱結び)は骨折した顎を固定するために用いられたという[1][2][3][4]。
他に、全9巻からなる初学者向けの医学書『エウスタティオスのための梗概』(Synopsis ad Eustathium filium) がある。
聖人伝によると、オリバシウスは362年に、背教者ユリアヌスのために、当時は荒廃したデルポイの神託所を訪れ、皇帝の奉仕を神殿に提供し、その見返りとして、デルポイのピューティアーから神託を受け取った。
王に伝えよ、輝かしき殿堂は地に倒れた。
ポイポスはもはや彼の家も予言する月桂樹も、
話す井戸も持たない。話す水もまた涸れ果てた。
— Passio Artemii 96.1284.45–7、 Cedrenus 1.532.8–10)