オーバーラント州
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オーバーラント州(独: Kanton Oberland、「高地州」の意)は、ヘルヴェティア共和国(1798 - 1803)にあった州の一つで、州都はトゥーン。現在のスイスのベルン高地、すなわち、ベルン州トゥーン区、インターラーケン=オーバーハスリ区、フルティゲン・ニーダージンメンタール区、オーバージンメンタール=ザーネン区の範囲にあたる。
1798年にナポレオン・ボナパルトのフランス軍が侵攻し、ヘルヴェティア共和国が建てられてベルン州の秩序が崩れ、オーバーラント州、ヴォー州、ウンターアールガウ州がベルン州から分離独立した。しかし、オーバーラント州では独立志向が弱く、保守的な傾向がむしろ強かったので、新しい州の設立は住民にあまり歓迎されなかった。
1801年に制定されたマルメゾン憲法では、オーバーラント州が再度ベルン州に復帰することが提案されている。しかしその後の2年間、州では騒乱とクーデターが相次ぎ、共和国の秩序は崩壊状態であった。
ようやく1803年のナポレオン調停法によって、ヘルヴェティア共和国の解体とともに、ベルン州との再統合が決定された[1]。
