カニビル

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カニビル
オオズワイガニの甲羅に付着したカニビルの卵
分類
: 動物界 Animalia
: 環形動物門 Annelida
: ヒル綱 Hirudinoidea
亜綱 : 蛭亜綱 Hirudinea
: 吻蛭目 Rhynchobdellae
: ウオビル科 Piscicolidae
: カニビル属 Notostomum (Levinsen, 1882)
: カニビル N. cyclostomum
学名
Notostomum cyclostomum Johansson, 1898[1]
シノニム
  • Carcinobdella kanibir Oka, 1910
  • Notostomobdella cyclostoma (Johansson, 1898)

カニビル (Notostomum cyclostomum) は、海に住むヒルの一種である。体長は約10センチメートル[2]魚類の体液を吸うが、生態にはまだ不明な部分が多い。

カニビルの成体はヒルのような長細い形態をしており、ヒル類に共通する吸盤のような口で魚に吸着し、体液を吸って生活する。一般的には成体が目にされる機会は少ないが、水揚げされたカニにも成体が付着していることがまれにある[3]

ズワイガニの甲羅に付着している黒い粒はカニビルの卵であるが、カニビルはズワイガニの甲羅を産卵の場所に利用するだけで、カニビルの成体がズワイガニの体内に寄生したり、ズワイガニの体液を吸ったりはしない。ズワイガニに産卵する理由は、カニビルが生息する海底が柔らかい泥に覆われている場所で、他に産卵に適する場所がないため、ズワイガニの甲羅を卵を産み付ける場所に利用していると考えられる。また、それによりズワイガニと共に移動できるというメリットがあるからだとも考えられている[2]

岩場が多い海域であればカニビルは岩場に産卵する傾向にあり、そのような海域で漁獲されたズワイガニには、カニビルの付着が少ない。カニビルはズワイガニの甲羅以外にも、甲殻類貝類のような固い場所のどこにでも産卵する。

俗説

和名にカニビルの名を含む種

出典

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