カプロニ Ca.309
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開発・設計

カプロニ社が開発した双発多用途機シリーズの一つで、少数のみ製造されたCa.306/308 ボレア輸送機から発展したモデルである[3][5]。植民地軍向けの機体として整備性や信頼性を重視して設計されており、軽輸送・偵察・爆撃など様々な用途に使用できる[2][3][5]。設計はベルガマスキ社(当時はカプロニ社に合併)出身のチェザーレ・パラヴィンチノ技師が担当した[1][5]。
エンジンはCa.306/308と同じアルファロメオ 115型水冷エンジンで、200馬力級と開発当時としても低出力であったため、最大速度は時速250キロメートルに過ぎず、防御火器も貧弱であった[2][5]反面、燃費が安く安全性が高かった[6]。
胴体は前部が金属モノコック、後部が鋼管羽布張りの木金混合構造で、主翼は箱形桁に合板張り、主脚は固定脚と全体的に保守的な構造だが、形状自体は洗練されていた[2][5]。
軽輸送機型の場合は、乗員2名に加えて乗客6名を搭乗させることができる[5]。偵察爆撃機型では機首が延長されてガラス張りとなっており、カメラと小型爆弾架、防御機関銃として7.7ミリ機関銃3基を搭載し、爆撃機として使用する場合は300キログラムまでの爆弾を搭載することができた[2][3][5]。
なお、同時期に開発された姉妹機として、より強力なエンジンと引き込み脚を持つCa.310 リベッチオがある[3][注釈 1]。