カプロニ Ca.309

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カプロニ Ca.309英語: Caproni Ca.309)は、イタリアカプロニ社が開発・製造した双発多用途機[3]。愛称はギブリ(Ghibli、砂漠の風の意)で、日本のアニメスタジオ「スタジオジブリ」の語源になった機体でもある[4]

概要

カプロニ Ca.309

1943年のイタリア降伏後、シチリア島で駐機中のCa.309

1943年のイタリア降伏後、シチリア島で駐機中のCa.309

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開発・設計

原型となったCa.308

カプロニ社が開発した双発多用途機シリーズの一つで、少数のみ製造されたCa.306/308 ボレア英語版輸送機から発展したモデルである[3][5]。植民地軍向けの機体として整備性や信頼性を重視して設計されており、軽輸送・偵察・爆撃など様々な用途に使用できる[2][3][5]。設計はベルガマスキ社(当時はカプロニ社に合併)出身のチェザーレ・パラヴィンチノ英語版技師が担当した[1][5]

エンジンはCa.306/308と同じアルファロメオ 115英語版型水冷エンジンで、200馬力級と開発当時としても低出力であったため、最大速度は時速250キロメートルに過ぎず、防御火器も貧弱であった[2][5]反面、燃費が安く安全性が高かった[6]

胴体は前部が金属モノコック、後部が鋼管羽布張りの木金混合構造で、主翼は箱形桁に合板張り、主脚は固定脚と全体的に保守的な構造だが、形状自体は洗練されていた[2][5]

軽輸送機型の場合は、乗員2名に加えて乗客6名を搭乗させることができる[5]。偵察爆撃機型では機首が延長されてガラス張りとなっており、カメラと小型爆弾架、防御機関銃として7.7ミリ機関銃3基を搭載し、爆撃機として使用する場合は300キログラムまでの爆弾を搭載することができた[2][3][5]

なお、同時期に開発された姉妹機として、より強力なエンジンと引き込み脚を持つCa.310 リベッチオがある[3][注釈 1]

運用

イタリア軍で採用され、主にイタリアの植民地であったリビアで運用された[3]。イタリアが第二次世界大戦に参戦した1940年6月時点では、7個飛行隊に計42機が配備されていた[3][8]1945年時点でもまだ4機が運用されており、最後の機体は1948年に運用を終了した[6]

要目

  • 乗員:3名[2]
  • 全長:13.3 m[2]
  • 全幅:16.2 m[2]
  • 全高:3.25 m[2]
  • エンジン:アルファロメオ 115-II英語版水冷直列6気筒(200hp)×2[2]
  • 最大速度:250 km/h[2]
  • 航続距離:670 km[2]
  • 武装:7.7mm機関銃×3基[2]

脚注

参考文献

関連項目

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