カラ・ボガス・ゴル湾
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概要
カスピ海に存在する多くのの湾の中で1番大きな湾がカラボガスゴル湾である。水深は平均10mと浅い。この湾にはカスピ海から水が流れ込んでくることが知られている。流れ込んできた水は、もはやどこにも流出する場所が無いために、カラボガスゴル湾の塩分濃度はとても高く、カスピ海からの流れに乗ってこの湾へと入ってきてしまった魚は、その塩分濃度のためにすぐに死んでしまうことが知られている[2]。そして、このカラボガスゴル湾という水の流出先があるために、カスピ海の塩分濃度は、比較的低く抑えられてきた側面がある。そのカスピ海の水位は、20世紀初頭から1977年頃まで約3mほど低下し、1930年代に特に低下が顕著だった。このカスピ海の水位の低下に伴って、カスピ海からカラボガスゴル湾への水の流れ込む量が減少したため、この湾では少しずつ塩化ナトリウムの濃度が上昇した[3]。その後、カスピ海の水位は1977年から1990年代半ばまでは約2mほど上昇したものの、1980年にソビエト社会主義共和国連邦により、カスピ海とカラボガスゴル湾をつなぐ海峡が堰き止められて水の流入が止まってしまったため、1983年末までにカラボガスゴル湾は濃縮され結晶化した塩分を残してほぼ干上がった。

このカラボガスゴル湾の急激な乾燥化と塩分を含む砂塵のダストボウル化で広範囲にわたって塩害やこれに関連する健康被害を引き起こした。1990年代のソビエト連邦の崩壊の後、この地域はトルクメニスタン領となり、海峡を堰き止めていたダムは撤去された。
