カラマンシー

キンカンとマンダリンオレンジの交雑種とされる柑橘類の一種 From Wikipedia, the free encyclopedia

カラマンシーもしくはシキキツ(四季橘)[2]は、柑橘類の一種である。東南アジアで広く栽培され、特にフィリピンで非常に人気がある[3]。欧米ではcalamansi、calamondin、calamonding、calamandarin、calamondin orange、Phillipine orangeやPanama orange等の名前で知られる[4]。四季を通して結実することから、四季橘の名がある。沖縄県では果実を四季柑(シキカン)と呼び、主にシークヮーサーの代用として台湾から輸入した果汁が販売されている。

概要 カラマンシー, 分類 ...
カラマンシー
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : アオイ群 malvids
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
亜科 : ミカン亜科 Aurantioideae
: ミカン連 Citreae
亜連 : ミカン亜連 Citrinae
: ミカン属 Citrus
: カラマンシー(シキキツ) C. × microcarpa
学名
Citrus × microcarpa Bunge[1]
シノニム

× Citrofortunella microcarpa (Bunge) Wijnands
× Citrofortunella mitis (Blanco) J.W.Ingram & H.E.Moore
Citrus × mitis Blanco

和名
シキキツ(四季橘)
英名
Calamondin
閉じる

概要

カラマンシーの木

フィリピンや東南アジアに自生すると記述されることもあるが、実際は人工的に交雑されたもので、野生にあるかどうかは知られていない。交雑はかなり昔に行われ、その起源はよくわかっていない。一般的に、栽培されている品種の多くは、古代にアポミクシスによって作られ、その後栽培品種として選択されたものだと考えられている。カラマンシーは「マンダリンオレンジ (Citrus reticulata) 」と「キンカン (Citrus japonica) 」の交雑(Cold-hardy citrus)であると言われる。キンカン属 (Fortunella) を別の属とすると、カラマンシーは属間雑種ということになる[5]耐寒性指標は10-11[6]以上に対応。


果実は、3 - 6メートルの高さの低木になり、小さくて丸いライムに似ている。大きさは普通は25 - 35ミリメートルだが、大きなものでは45ミリメートルに達する。果皮は緑色か橙色で薄い。果皮は甘いのに対して、味はかなり酸っぱい。

利用

香酸柑橘類に分類され、小さな果実は飲料や食品に香りをつけるのに用いられる。

果皮ごと凍らせて、ジンジャーエール等の飲み物に入れられることが多い。皮ごと砕いて絞ったジュースは、レモネードに似た香りを持ち、ウォッカや砂糖と混ぜてカクテルとしても飲まれる。またアジアでは、魚や鶏肉、豚肉の味付けにも使われる。特にパンシット香辛料としては欠かせない。オレンジのマーマレードと同様に、カラマンシーのマーマレードが作られることもある。カラマンシーは他の柑橘類と同様に、ビタミンCを多く含んでいる[7]

北アメリカでは、主に観葉植物として栽培され、特に実を付けたものが好まれる。霜に弱く、栽培は暖かい気候の地域に限られる。鉢植えの場合、冬季は室内に置く必要がある[8]

出典

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI