カランコエ・ベハレンシス

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カランコエ・ベハレンシス
カランコエ・ベハレンシス
(撮影地:フランス リュクサンブール公園温室)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
: ユキノシタ目 Saxifragales
: ベンケイソウ科 Crassulaceae
亜科 : リュキュウベンケイ亜科 Kalanchoideae
: リュウキュウベンケイ属 Kalanchoe
: カランコエ・ベハレンシス
K. beharensis
学名
Kalanchoe beharensis Drake
和名
カランコエ・ベハレンシス、仙女の舞
英名
elephant's ear kalanchoe, felt bush
仙女の舞の植栽(東山動植物園
葉の表面は綿状の毛で覆われる

カランコエ・ベハレンシス(別名:仙女の舞、学名:Kalanchoe beharensis )はベンケイソウ科リュウキュウベンケイ属(カランコエ属)の低木状の多肉植物

種小名beharensis は、本種が分布するマダガスカル南部の地名Beharaにちなむ[1]

ベンケイソウ科の中でも最大級の種の一つで、野生では高さ6メートル、栽培下でも高さ1.5–3メートルに達する。茎は細く、先端に向かって綿状の毛が生える。葉は十字対生する。葉身は長さ10–45×幅5–30センチメートルの披針状三角形で、表面に綿状の毛があり、灰色で肉厚。葉縁はわずかに鋸歯状で、葉表は凹む。葉柄は3–4センチメートルで、生長とともに長くなる。花序は頂生または腋生で、高さ50–60センチメートル、複雑に分枝した散房花序または円錐花序を形成し、表面は有毛で、花柄は短い。花は目立たず、壷型で黄色。萼片は長さ7ミリメートル、基部は4稜、花筒は長さ7ミリメートル、花冠裂片は長さ4ミリメートルの長楕円形で、先端は丸みを帯びる[2][3]。原産地の南半球における開花期は6–9月で、7月に最盛期を迎える。果実は長さ6–7ミリメートルの濃褐色で、種子は長さ0.75–1ミリメートルの黒色で、長方形からややバナナ状に湾曲する。染色体数は n=18[1]

リュウキュウベンケイ属の他種でも観察されるように、本種も葉縁から不定芽を出すことがある[4]

本種のCAM型光合成に関する研究では、乾季全体を通してCAM型光合成を行っていることが明らかにされている。これは多肉質の葉に充分な水分を貯蔵する能力が高いことと、古い葉から水分を移動させ、古い葉は萎れて脱落することにより、乾季のような長期間の干ばつ時でも光合成を行う葉において適切な水分状態を維持していると考えられている[5]

分布

マダガスカル原産[2][3]で、マダガスカル島の南部に生育する[1]

利用

冬越しには最低気温10℃以上を要する[2]。世界の温暖な地域に導入され、広く栽培される。土壌の種類を問わず、手入れはほとんど不要だが、耐寒性は無く、霜が降りなくても寒さで葉や枝先が損傷することがある。繁殖は実生や挿し木、葉挿しによる他、脱落した葉や、植物体についた損傷した葉から出る不定芽からも可能[1]

脚注

参考文献

外部リンク

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