カルネ

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カルネフランス語: carnet、原義はフランス語で「手帖」。フランス語: Carnet de Passages en Douane, CPD)とは、ATA条約(物品の一時輸入のための通関手帳に関する条約[1])に基づき物品を他国へ一時的に持ち込む際に一時輸入通関を簡易に行うための制度。また、そのための通関手帳[2]

商品見本、職業用具、オートバイなど、輸入の形式であれば関税が必要となる物品も、ATA条約加盟国間であればこの制度により免税としたり、保証金が不要となる。ただし、カルネが利用できない物品や[2]、対象品目に制限のある国と地域もある[3]

自動車を他国に「一時的」に持ち込む際には、自動車カルネという書類を発行することで通関手続きを簡素化できる。自動車カルネの正式名は AIT/FIA Carnet de Passages en Douane であり、日本では日本自動車連盟(JAF)が取り扱う[4]。日本のプライベーターがラリー耐久レースなどの自動車競技や、コンクール・デレガンスなどの旧車イベントに参加する際に用いることが多い。同様に、海外で製造、または登録された車両を一時的に日本へ持ち込む場合にも用いられている。海外の公道競技向けに日本で製作されたマシンを持ち出す場合、通称「カルネナンバー」と呼ばれる、漢字とひらがなを全てアルファベットに置き換えた国際ナンバープレートが装着されるため、これが実車趣味模型趣味ともに考証上の注目点となることがある。

あくまでも一時持ち込みであるため、車両が何らかの理由で故障・破損して自走不能になった場合や不要となった場合でも、原則として現地での廃棄処分や輸出を含む売却はできず、帰国時には持ち帰らなければならないといった制約もある。どうしても持ち帰ることができない場合は現地で処分することになるが、その際は非常に煩雑な手続きが必要となる。

その他

脚注

関連項目

外部リンク

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