ガサガサ

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ガサガサは、川や海、用水路の水辺でたも網を使って水生生物を捕まえる行為の通称である。子どもの川遊びや自然観察環境教育などの目的で行われることが多い。

語源

「がさがさ」と茂みを揺らして生物を探すこと、あるいは足をがさがさと動かして生物を網に追い込むことに由来するとされる[1]

教育的利用

ガサガサは、河川や水辺の生物を観察しながら、地域の水環境や生物多様性の保全、外来種問題の理解、食物連鎖生態系の仕組みを学ぶ教育活動として活用されている。

国土交通省中部地方整備局庄内川河川事務所では、幼稚園児を対象に庄内川でのガサガサによる水生生物の採捕と観察を実施した事例を報告している[2]。 また、東京都八王子市では「八王子浅川ガサガサ探検隊」として、小学生とその保護者を対象に浅川でのガサガサ体験を行っており、水生生物の採捕と観察、川への安全な入り方を学ぶ活動として実施されている。令和7年度の開催では143人が参加し、33種約440匹の水生生物を採取したことが報告されている[3]愛知県長久手市では「川でガサガサ生き物探し」として香流川での親子向けの水生生物採取体験イベントを実施している[4]

法的規制

ガサガサに用いられるたも網による採捕は、地域によっては法規制の対象となる場合がある。東京都では、2024年4月1日に東京都内水面漁業調整規則が改正され、たも網による採捕が規制対象外となり、特別採捕許可を要さず実施できるようになった[5]。 ただし、観察会を実施する場合には採捕した生物は特定外来生物を除き観察後に再放流する必要があるほか、アユ、ヤマメなどの漁業対象種については採捕禁止期間やサイズ制限が継続して適用される[5]。 また、多摩川の漁協管理区域では遊漁規則により原則禁止されているが、教育・調査研究目的の場合には個別に許可を得ることで実施可能である [6]

脚注・出典

関連項目

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