ガリヤン

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ガリヤン(Gharyan)、ガルヤーンとも) (アラビア語: غريان Ġaryān)は、リビア北西部のトリポリタニアジャバル・アル・ガルビ県の県都。2011年の人口は約18.8万人。首都トリポリから南へ113km離れている。ガリヤン山の斜面に位置し、周囲には乾燥した高原が広がる。ナフサ山地東部に位置し、山地西部のナールートと並ぶナフサ山地の中心都市である。住民はベルベル人が多い。トリポリからの高速道路がガリヤン近郊まで通じており、ガリヤンで南へ直進しフェザーン地方のセブハに向かう道と、ナフサ山地上の諸都市を結んでナールートまで延びる道路が分岐する交通の要衝である。

1940年代のガリヤンの風景
標高
700 m
概要 ガリヤン غريان, 国 ...
ガリヤン

غريان
ガリヤンの位置(リビア内)
ガリヤン
ガリヤン
ガリヤンの位置
北緯32度10分01秒 東経13度01分00秒
リビア
地方 トリポリタニア
ジャバル・アル・ガルビ県
標高
700 m
人口
(2011年)
  合計 187,854人
等時帯 UTC + 2
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ガリヤンからの景観

ガリヤンはトリポリから南のフェザーンへのキャラバンがナフサ山地を越える地点にあり、古くから交易で栄えた。1884年オスマン帝国はガリヤンに市長と市評議会を設置した[1]。 20世紀初頭には、ガリヤンはイタリアの侵略に対する抵抗拠点のひとつとなった。1920年代には、イタリア人がトリポリとガリヤン近郊の村の間に長さ90kmの鉄道を敷設したが、第二次世界大戦中にイギリス軍によって破壊された[2]

ガリヤンはこの地方で生産されるイチジクサフラン穀物の集散地であり[3]、これらの生産物は地元での消費用のほか、一部は輸出される。また、ガリヤンは陶器の生産地としても知られており、焼き物はガリヤンの名産品となっている。

ガリヤンの穴居住宅

ガリヤンには、かつてこの地方の住民が暮らしていた穴居住宅(ダモース)がいくつか残っている。これはベルベル人が夏の暑さと外敵を防ぐために建設したもので、深い縦穴を掘り、そこから横に穴を掘り進めて住居としたものであり、チュニジアマトマタにあるものと類似している。

2014年リビア内戦

2019年4月2日リビア国民軍はガリヤンを制圧して作戦本部を設置したが、同年6月26日には国民政府軍が支配権を再奪取している[4]

脚注

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