キリストの磔刑 (クラナッハ、ミュンヘン)

From Wikipedia, the free encyclopedia

製作年1503年
種類マツ板上に油彩
寸法138 cm × 99.3 cm (54 in × 39.1 in)
『キリストの磔刑』
ドイツ語: Klage unter dem Kreuz
英語: The Crucifixion
作者ルーカス・クラナッハ (父)
製作年1503年
種類マツ板上に油彩
寸法138 cm × 99.3 cm (54 in × 39.1 in)
所蔵アルテ・ピナコテークミュンヘン

キリストの磔刑』(キリストのたっけい、: The Crucifixion)、または『キリストの哀悼』(きりすとのあいとう、: Klage unter dem Kreuz: The Lamentation of Christ)は、ドイツルネサンスの画家ルーカス・クラナッハ (父) が1503年にマツ板の上に油彩で制作した絵画である。画面下部中央の木の切り株脇に白い紙に黒色の絵具で描かれた「1503」の年記が見えるが、本来の絵画は切り詰められている[1]。来歴は不明で、1804年にドイツ南部の修道院から移されて以来[1][2]ミュンヘンアルテ・ピナコテークに所蔵されている[1][2][3]

絵画は、『新約聖書』中の「マタイによる福音書」(27:33-56) 、「マルコによる福音書」(15:22-41) 、「ルカによる福音書」(23:33-49) 、「ヨハネによる福音書」(19:18-30) に記述されている「キリストの磔刑」を主題としている[4]

この磔刑像は通常のように中央にイエス・キリスト十字架を配置せず、図像を回転させたかのようにキリストの十字架を右側に、盗賊たちの十字架を左側に配置している。聖母マリア福音書記者聖ヨハネはそれらの十字架の間に描かれ、聖母はキリストを見上げている[1]。このように以前には類を見ない構図[3]を採用することにより、聖母に焦点が当てられ、息子であるキリストの苦難を見る彼女の悲嘆が表されている[2]。キリストの十字架の下には、山と湖、そして城のある風景が見える。空には暗雲が垂れ込めている[1]

技法的に、左側の盗賊に用いられている前面短縮法は見事なものである。また、キリストが纏う大きな腰布は装飾品のように描かれている[2]

脚注

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI