クアルトリクス

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本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ユタ州プロボ
ワシントン州シアトル
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング(日本支社)
設立 2002年 (24年前) (2002)
2018年 (8年前) (2018)(日本法人)
業種 ITサービス
クアルトリクス
Qualtrics LLC
種類 非公開会社
本社所在地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ユタ州プロボ
ワシントン州シアトル
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング(日本支社)
設立 2002年 (24年前) (2002)
2018年 (8年前) (2018)(日本法人)
業種 ITサービス
事業内容 Qualtrics XM Platform, XM for Customer Experience, XM for Employee Experience, XM for Strategy & Research, Qualtrics Edge
代表者 ジェイソン・メイナード(CEO)
熊代 悟(日本法人)
売上高 増加 14億6,000万米ドル(2022年)
営業利益 増加 10億5,000万米ドル(2022年)
純利益 減少 10億6,000万米ドル(2022年)
純資産 減少 19億米ドル(2022年)
総資産 減少 33億9,000万米ドル(2022年)
従業員数 約5,600人(2022年12月時点)
主要株主 Silver Lake英語版
関係する人物
  • スコット・M・スミス(創業者)
  • ライアン・スミス英語版(創業者)
  • ジャレッド・スミス(創業者)
  • スチュアート・オーギル(創業者)
外部リンク https://www.qualtrics.com/ja/
特記事項:[1][2]
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Qualtrics(クアルトリクス)は、米国のワシントン州シアトルおよびユタ州プロボに共同本社を置き、体験管理英語版プラットフォームを提供する米国の企業である。2002年にスコット・M・スミス、ライアン・スミス英語版、ジャレッド・スミス、スチュアート・オーギルによって設立された。[3][4]

クアルトリクスは2017年3月より、クラウドベースのサブスクリプション型顧客体験(CX)、従業員体験(EX)管理ソフトウェアプラットフォームを提供している[5]。同社のソフトウェアは、学術分野でアンケート調査英語版に広く利用されている[6][7]。2012年以降は企業顧客向けの事業に主軸を移し[8]、2025年時点では、データ収集とエージェント型AIの活用に注力している[9][10]

2018年11月11日、クアルトリクスがSAPに80億米ドルで買収されることが発表され、2019年1月23日に買収が完了した[11][12] [13]。その後、クアルトリクスは2021年1月28日にナスダックに上場した[14]。2023年3月には、プライベートエクイティファームのSilver Lake英語版が率いる投資家グループが、同社を再び非公開化することに合意した[15]。2023年6月28日には、Silver Lakeとその共同投資家、およびCPP Investmentsがクアルトリクスの発行済株式を100%取得したことが発表された[16]

資金調達と評価額

クアルトリクスは、2002年にユタ州プロボで、スコット・M・スミス、ライアン・スミス、ジャレッド・スミス、スチュアート・オーギルによって設立された[17]

2012年、クアルトリクスはSequoia CapitalAccel英語版から7,000万米ドルのシリーズA投資を受けた[18][19]。これは、両社による過去最大規模の共同投資(本記事作成時点)であった[20]。2014年9月には、Insight Partners英語版の主導により、1億5,000万米ドルのシリーズB資金調達英語版を実施した。この資金調達は、ユタ州に本社を置く企業としては過去最高額であり、企業評価額は10億米ドルに達した[21]

IPO申請

2018年10月19日、クアルトリクスはクラスB株の新規株式公開(IPO)による総額2億米ドルの資金調達を目的として、S-1登録届出書を提出した[22]。当時、同社は世界中で9,000社の顧客を擁していた。同社はナスダックへの上場を目指しており、ティッカーシンボルは主力の体験管理製品であるQualtrics XM Platformにちなんだ「XM」となる見通しであった。

しかし、2018年11月にSAP(NYSE:SAP)による買収が発表され、IPO計画は中止された。

買収

2016年5月、クアルトリクスは統計分析分野のスタートアップであるStatwingを金額非公開で買収した。Statwingはサンフランシスコに本社を置き、高度な統計分析をポイント&クリック操作で行うソフトウェアを開発した企業である[23][24]

2018年4月、クアルトリクスはDelightedを金額非公開で買収した。買収当時、Delightedは1,500社以上の顧客を有していた[25]

2021年10月、クアルトリクスは全額株式交換により11億2,500万米ドルでClarabridgeを買収した。Clarabridgeはバージニア州に本社を置き、オムニチャネル対応の対話分析ソフトウェアを開発した企業である[26]

2025年10月、クアルトリクスは、医療分野に特化したテクノロジー企業であり、インディアナ州に本社を置くPress Ganey英語版を、負債を含め67億5,000万米ドルで買収すると発表した。これは同社史上最大規模の買収となる予定である。[27][28]

SAP SEによる買収

2018年11月、SAPはクアルトリクス買収の意向を発表。全額現金取引により、クアルトリクスの発行済み株式すべてを80億米ドルで取得した[11]。SAPは買収のために70億ユーロの資金調達を行った[29]。発表当時、この買収は、2014年に買収した出張・経費精算クラウドの開発元企業Concurの83億米ドルに次いで、SAP史上2番目の規模であった[12]。この買収は2019年1月23日に正式に完了した[30][31]

新規株式公開(IPO)

2020年7月26日、SAPは、クアルトリクスを米国でIPOで上場させる意向を発表した。SAP曰く、これは買収後のクアルトリクスの業績、特に2019年にクラウド事業の成長率が40%を超えたことを受けての判断であった。SAPは、上場後も引き続き筆頭株主であり続けるという方針を示していた。一方で、Moor Insights & Strategyの創業者兼チーフアナリストであるパトリック・ムーアヘッドは、市場環境を考慮すればスピンオフは財務面で合理的な判断だと認めつつも、企業文化の衝突があったのではないかと推察していた。彼は、SAPが新進気鋭のクアルトリクスと共存する方法を見い出せなかったという見解を示している[32][33]。2021年1月28日、クアルトリクスは1株41.85米ドルでナスダックでの取引を開始した[14]

2021年1月、マイクロソフトの幹部であったブラッド・アンダーソンがクアルトリクスに入社し、製品・サービス担当プレジデントに就任した[34][35]

2022年5月、クアルトリクスは2022年後半に、ロンドンのAmazon Web Services(AWS)クラウドインフラストラクチャを利用したサービスの提供を開始すると発表した。これにより、クアルトリクスの顧客は現地からAWSロンドンリージョンを通じてQualtrics XM/OS プラットフォームにアクセスできるようになった。また、クアルトリクスはロンドンにオフィス兼カスタマーエクスペリエンスセンターを開設することも発表した[36]。 日本においては、2022年6月に国内データセンターを開設した。[37]

SAP SEによる売却

2023年3月、プライベートエクイティファームのSilver Lake英語版CPP Investment Board英語版、そして共同創業者のライアン・スミス英語版を含む投資家グループが、125億米ドルの全額現金取引でSAPからクアルトリクスを買収することに合意した[38]

Silver Lakeによる買収

Silver Lakeは、2021年のクアルトリクスIPO時に5億米ドル超を初めて投資した[39]。2023年3月には、クアルトリクスを非公開化することに合意し、同年6月に買収を完了した。この取引は当時、Silver Lakeの四半世紀近い歴史で、単独のものとしては最大規模の投資となった[15]

この買収完了に伴い、Accel(グローバルベンチャーキャピタル)、BDT & MSD Partners英語版(企業オーナーや戦略的な長期投資家向けに設立されたマーチャントバンク)、ならびにDFO Management英語版(マイケル・デルの個人資産運用会社)も、Silver Lakeとともにクアルトリクスに出資した。クアルトリクスに初期から投資を行ってきたAccelは5億米ドルを出資し、BDT & MSD PartnersとDFO Managementはそれぞれ2億5,000万米ドル、合計5億米ドルを共同出資した[40]

クアルトリクス(日本)

関連項目

脚注

外部リンク

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