クイーン・エリザベス (バラ)
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クイーン・エリザベスは、バラの園芸品種の1つ。1954年にアメリカ合衆国で、ウォルター・E・ラマーツ (Walter E.Lammerts) によって作出された[1][2][3]。品種名はエリザベス2世の戴冠に由来する[3][4]。多くの受賞歴があり、1979年には世界バラ会議で「栄誉の殿堂入りのバラ」に選出された[1]。
グランディフローラまたはハイブリッド・ティー系の四季咲き・直立性のモダンローズ[3]。系統はグランディフローラとするものが多いが、ハイブリッド・ティーに分類する場合もある[1][5][2][6][注 1]。一般には、グランディフローラ系の代表的品種、同系を確立した品種として紹介されることが多い[8]。母をシャルロッテ・アームストロング、父をフロラドラにして交配された[1][3][6]。ピンク色で、花径が10cm程度の大輪の花を付ける[5][4]。花は一輪から数輪の房咲きになる[1]。花枝は中程度の太さで長い[1]。花の形状は丸弁平咲き、資料によっては盃状と書かれていることもある[1][4][5]。花弁数は20-25枚[8]。花は甘い香りを放ち、香りの強さは中香から微香[1][4]。花つきが非常に良い[1]。花弁は雨に傷みにくく、花もちは中程度である[1]。花枝が長いので切り花に向く[7]。樹形は直立性の大型ブッシュ、樹高は高くなる[5][2]。成木になると樹高が2mを越え、株張りも120cmになるので地植えするなら植え付け場所には十分な広さが必要である[3][注 2]。革質で光沢のある濃緑色の葉をつける[7]。耐病性は普通だが、悪条件でも成長する強健種で栽培には手間がかからない[1][2][3]。黒点病には強い[9]。古い書籍では、放置して花をつけるのは日本ではこの品種以外にない、と書かれていたように、とても丈夫な品種である[8]。耐暑性・耐寒性については評価が分かれる。優れると書くものもあれば[1][3]、普通と書くものもある[10]。世界中で広く栽培されている[1]。1955年に英国バラ会金賞を受賞、全米バラ選(AARS) にも選出された[4]。1957年にはアメリカバラ会ガートルードメダル、ハッバード金賞などを受賞した[8]。枝変わりに、サマー・クイーン、ホワイト・クイーン・エリザベス、イエロー・クイーン・エリザベス、コーラル・クイーン・エリザベス、大宮人 (おおみやびと)、ミス・大宮などが、つるバラにつるクイーン・エリザベスがある[1][3]。The Queen Elizabeth Roseの別名でも流通している[7]。