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クサウオ科

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クサウオ科
Elassodiscus tremebundus
分類(Eschmeyer's Catalog[1])
界 : 動物界 Animalia
門 : 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
綱 : 条鰭綱 Actinopterygii
目 : ペルカ目 Perciformes
亜目 : カジカ亜目 Cottoidei
上科 : ダンゴウオ上科 Cyclopteroidea
科 : クサウオ科 Liparidae
英名
Snailfishes
下位分類
本文参照

クサウオ科(学名:Liparidae)は、ペルカ目に所属する魚類の分類群の一つ。クサウオ・サケビクニンなど、寒冷な海あるいは深海に生息する種類を中心に32属407種が記載される[2]。科名は科のタイプ属 Liparis に科を表す接尾辞「-idae」を付けたもの。属名 Liparis の由来は、ギリシア語の「λιπαρός」(liparos/脂っぽい、オイリーなどの意の形容詞)から[3]。

クサウオ科の魚類はすべて海水魚で、太平洋・大西洋から北極海・南極海にかけての海域に幅広く分布する[2][3]。地理的・環境的分布範囲は極めて広く、ごく浅い沿岸のタイドプールから8,000mを超える深海[4][5]に至るまで、その生息域は多岐にわたる[2]。本科は南氷洋・北太平洋および北極海において、もっとも魚種の豊富な科の一つとなっている[2]。インド洋には比較的少なく、深海から数種が知られているのみである[2]。

一般に底生性で、吸盤状に変形した腹鰭を使って海底に腹這いになっていることが多い。インキウオ属とコンニャクウオ属の2属に本科魚類の約2/3にあたる種が含まれ、その大半が水深1,000-2,000mの範囲から知られる深海魚である[6]。小型の底生魚類、エビ類を食べる。

形態

Acantholiparis 属の1種(A. opercularis)。細長い体と大きな胸鰭がクサウオ類の特徴で、属によっては吸盤状の腹鰭を備える

クサウオ科の仲間は細長くやや側扁した体型をもち、最大種では全長80cmに達する[2]。鱗をもたず、皮膚はゼリー状で軟らかい[2]。鼻孔は1対か、クサウオ属の多くでは2対である[2]。

背鰭と臀鰭の基底は長く、それぞれ28-82本・24-76本の軟条で構成され、しばしば尾鰭と連続する[2]。近縁のダンゴウオ科と共通し、両側の腹鰭が互いに癒合し、吸盤状となっている種類も多い[7]。一方で、インキウオ属およびカンテンウオ属の多くは腹鰭をもたない[2]。椎骨は38-86個[2]。

分類

クサウオ科にはNelson(2016)の体系において32属407種が認められており[2]、FishBaseには32属425種(2亜種を含む)が記載される[3]。

本科にはさまざまな亜科の設置が提案されているが、Nelson(2016)の体系ではいずれも支持するための情報が不足しているとして採用されていない[2]。

コンニャクウオ属の1種(Careproctus ovigerum)。水深1,324mで撮影。本科魚類はその多くが深海性で、海底付近を漂泳して生活する
クサウオ属の1種(Liparis catharus)。大きな胸鰭はクサウオ類に共通する特徴であり、手指のように分岐した鰭条をもつことが多い[8]
クサウオ属の1種(Liparis fabricii)。体をU字型に折り曲げる姿勢は本属の特徴である[8]
クサウオ属の1種(Liparis marmoratus)。オホーツク海・ベーリング海などの寒冷な海から知られる[3]
インキウオ属の1種(Paraliparis bathybius)。北大西洋の深海に生息し、4,000m以深からの捕獲例がある[3]
インキウオ属の1種(Paraliparis antarcticus)。南氷洋の水深300-782mから記録されている[3]

出典・脚注

参考文献

外部リンク

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